【後編】毎日の勉強に最適なゴールをつくれないと勉強効率落ちちゃうよって話

前回、「毎日の勉強にゴールを作り、それを早く終わらせることを目標に勉強した方がいい」という話をしました。

じゃあその毎日のゴールを具体的にどう決めるのか、っていう話ですよね。今回はそれを話していきます。

まず、全員に共通するゴールというのはありません。
皆さん志望校も学年も今の成績も違いますから。

しかし、「適切なゴールの原則」はちゃんと存在します。
その原則さえ理解していれば、皆さんがどんな状況でも毎日のゴールを決められるわけです。

今回はその原則を ①受験対策 ②科学 の2つの観点から話していこうと思います。

STEP0:勉強のゴールは、時間ではなく具体的数値

本題の前に、一番大事なことを話します。

それは、勉強量は具体的数値で決めるという事です。
1日の勉強量は、時間ではなく、問題数ページ数など、数値的量で決めましょう。

なぜなら、それが最も客観的なデータだからです。

皆さんもわかると思いますが、自分の主観的な感覚と、実際の客観的な事実には、ずれがあることが多いです。

例えば、「自分は精いっぱい勉強していると思っても、実はそんなにできてない」「受験1年前には、このまま勉強すれば受かると全員が思っているが、実際は半分以上の人間が第一志望には合格できない」などがそうですね。

そうならないためには、できる限り客観的に自分を見る「メタ認知」が必要です。
そこで、問題数やページ数など、具体的数値で自分を評価することで、正確に自分を測ることができます。

ですから、
1.毎日の勉強量は、時間ではなく、量で決める。
2.目安の勉強時間はあっても、決めた勉強量が終わるかどうかで勉強時間を変動させる。

このルールを必ず守ってください。

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僕が東工大に独学で現役合格した経験と、脳科学や心理学の研究を組み合わせて、科学的&戦略的に受験に勝つ方法を紹介します。

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