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オンライン化

衆議院静岡4区の補欠選挙が行われ、昨年より投票率がだいぶ下がったというニュースを見た。

コロナで緊急事態宣言が出て、営業したくても出来ず、自宅で『おうち時間』なる合言葉で悶々と籠っているのに。隣県の岐阜県、愛知県は特定警戒都道府県なのに。東京オリンピックすら、1年も延期なのに。

補欠選挙いる?

わざわざ、その為に選挙の手伝い人員集めて、投票所に『三密』させて。目に見えないウィルスという悪魔が飛んでるかもしれない空間に一人一人おいでと。そして、昭和な感じで紙に鉛筆で名前書いて、ブリキみたいな投票箱に入れ、1つ1つ人の手で開票していく。

今、この作業する?

この選挙の背景知らんし、どれだけ大切なもんかも知らんけど、延期出来んもんなんかね。どうしてもしたいなら、このタイミングでオンライン化したらいいのでは。

「新型コロナ対策の為の全国調査」と銘打って厚生労働省からLINEきた。俺も。日本のLINEユーザー8300万人を対象に行い、2450万人(約30%の回答率)から回答が得られたらしい。こんなことすぐできるんやん!補欠選挙よりも回答率高いし。

8300万人ていうたら、人口の約7割くらいか。分析家でもなんでもないから、はっきり分からんけども、15歳未満が人口の約12%、75歳以上が人口の約15%くらいってことで、ここだけでも27%。そしたら、その間の層がほとんどの人がLINE使ってるってことになるな。75歳以上の人達には、家族が手を貸すとしたら、LINEで投票なんか十分できると思うけどな。これ出来たら、どれだけの人件費を削減できるの?教えてほしいわ。

そして、なによりウィルスにかかる可能性をずいぶん減らせたのではないだろうか。首相が8割人に会うことを避けろ、と言って、「みんないるから選挙においで」と言う。ずいぶんバランスの取れた話やな。

LINEでしろ、とは言わんけど、システム構築することや今回は延期して、そのシステム出来てから、でも良かったでしょ。

マイナンバーカードを健康保険証変わりにすることや色々と『マイナポータル』を利用して、申請やらなんやらもできる準備をしているらしい。来年3月には健康保険証はスタートということだ。これだって、スマホ持っていることありき、操作できることありきの『マイナポータル』のシステム。(まあ、マイナンバーカードを持っていることもありきだが…。)

10万円のコロナ給付金もマイナポータルから申請できる。オンライン化なんてすぐそこまできている。そして、推奨しているってことなんでしょ。

『選挙』

高齢者の投票率が高い。20代、30代はやはり低い。このことから、高齢者のことを考えて、選挙のオンライン化が難しい。ということが言いたいのかもしれない。けど、間違ってない?ずっと高齢者の投票率が高い、っていうことで、それが正しい進み方ってことで、いいの?若者の投票率を上げさせて、もっと政治や国に興味を持たせるというのが本来ある形じゃないの?行かない若者も悪いけど、それをダメだと言わない大人も悪いし、積極的に参加させる方向性の、現代の若者に合ったシステムを作ることも大人の仕事ではないか。

それとも若者に選挙に行かれたら困ることでもあるのか。50代より上の世代だけ気をつけて見ておけば、選挙は大丈夫だ、って思ってたのに若者の投票率が上がっちゃったら、無視できないからって、ことか。

極端な話だが、20代、30代の投票率が急に80%くらいになったら、だいぶ政治的に変わるんじゃないかと思う。その世代にもちゃんとメッセージ性のある政策をしていかないといけなくなるのだから。

まあ、長々と選挙についてということになってしまったが、政治に詳しいわけでもなんでもない。ただ、あまりにもどうなのよ、って思って書いてしまった。これだけ、家から出ないようにと言っているのに、オンライン化をしていこう、と言っているのに。その日がきたのだからと、のほほんと選挙をやっている。なんと平和なことか。ある意味、戦争のような状態なのにも関わらず。

はんこ議連のトップとIT担当大臣が同じで、民間の話だ、と言っているくらいだから、なにやら一般市民には分からん、いや〜な流れがあるんだろうけど、なんかくだらんことやな。

色々、がんばろ。

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