想像力について

「想像力は否定的なことを言った瞬間に出てこなくなる」という言葉を最近誰かのインタビューで聞いたのだが、私はこれにとても共感を覚えた。

私も作品を制作しようとしている時、否定的な言葉を言った瞬間から想像スクリーンに黒い暗幕がかかって何も見えなくなる感覚がする。その幕を上げるのには時間がかかることも多い。だから厄介。

時には自分の描き出したものが気に入らなくて、新しくなくてつまらないと言って否定したくなることもあるけれど、作品を制作するときは速さが必要なことの方が多い。私が大好きなドローイングは鮮度が命。

何よりも、想像が止まらない時のあの高揚感は楽しい。それは制作に一番良い影響をもたらすと思う。だからこそ何か新しいものを造ろうとするときは否定したくない。

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