芸人の引退について。

先日、元相方の圖子が芸人を引退しました。
引退というか辞めたというか、まぁ芸人なんてものは名乗ってしまえばもう芸人なので線引きが難しいものですが、とりあえずTwitterで辞めますと書いていたのでもうライブに出てネタをやったりはしないのでしょう。
特にそんな話も聞いてなかったのでいきなりでびっくりしたというのが本音で、本人がそう決めて決断したのならそれは素晴らしいポジティブなものだと思います。

やっぱり芸歴10年目となると今まで仲の良い芸人がたくさん辞めていきましたし、引退というテーマはシビアでリアルなものになっていきます。
個人的には今まで芸人を辞めようかなと真剣に思ったことはありません。ただぼんやりと、辞めて働いてお金稼いで休みの日に好きな事やっても幸せなんかなぁ〜って考えた事は何回もあります。
こんなにもお金が無いのに、お金になってないネタ作りにめちゃくちゃ時間をかけてお笑いをやめずに続けてる芸人は自分も含めて本当にみんな変態だと思います。よく言えば諦めない心、悪くいうなら鈍感で先のことを考えていない。でも考えすぎて無いところがポジティブだったり、捉え方は紙一重ですね。

個人的に辞めずに続けている理由は、辞める勇気が無いことと、辞めてまで人生を捧げたいことが他にないことと、ここまで努力したから結果が出ずに辞めるのは悔しいことと、まだ自分は人よりは面白いという自信があること。ですかね。

仲の良い人や一緒に頑張ってきた人がいなくなるは寂しいですが、人生の幸せの価値観は人それぞれなので、お笑いで上手くいかなくても、みんな人生を素晴らしいものにして欲しいと思います。

メンタルお坊さんの橋爪でした。