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冷凍ごはんがあるから焼飯をつくるんじゃない、、

訪問先エピソード vol.007

サトさん(仮称)男性75歳、脳梗塞の後遺症で体の右側が麻痺。一人暮らし。気さくな方です。

料理が大好きなサトさんは、料理のコツをいつも教えてくれます。
その日は、焼飯を作ることになり、鶏肉、玉ねぎ、人参、卵、冷凍ごはんを台所に出されました。
冷凍ごはんは、レンジで解凍してからボールの中で卵と絡めておきます。
他の食材は、粗みじんより少し大き目に切り、炒め始めました。

ヘルパー 「あ〜これだけで、イイにおいしてきましたね〜。」
サトさん 「ええにおいやな〜。あんたはどんな時に焼飯つくる?」
ヘルパー 「冷凍してるごはんがあれば、焼飯にしようかなと思って作ってます。」
サトさん 「冷凍ごはんがあるから焼飯を作るんじゃない。焼飯を作る為に冷凍ごはんを準備するんやで。そしたらもっと美味しい焼飯ができるよ。」

全てがきつね色になり、醤油を少量垂らし一気に混ぜて完成。
満面の笑顔で食べておられました。

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サトさんの言葉は、名言?迷言?
どちらかわかりませんが、、(笑)
サトさんのこだわりだと思います。

いつも言われます。
「こうしたら美味しいかな〜?と考えながら料理をすることが大事なんやで。」と。

気持ちが大事だと気付かせてもらったエピソードでした。

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