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子育ては、期待どおりにならない。

ぼくは子どもの頃、親から「玄関で脱いだクツはそろえなさい。」としつけられました。なんで揃えたほうがいいのか、理由は考えたことがありませんが、自分の子どもにも、そう言い続けていた時期があります。

「クツをそろえなさい」と言い続けたり、クツをそろえることを1週間続けたらご褒美をあげる約束してみたり、なんとか「クツをそろえる」習慣を身に着けさせたかったのです。

いろいろ試した結果、クツがそろっている所を見たことがありません。まったく期待はずれです(笑)

子育て8年目にして、気付いたことは、「子育ては、期待どおりにはならない。」ということです。ぼくにとっては、大きな発見でした!

これに気付いたことで、肩のチカラが抜けたように感じました。親の気持ちとしては、「こどもには、自立してもらいたい」と願います。その気持ちが大きくなると、良かれとおもって、こどもに口出ししてしまいがちです。こどもからすると余計なお世話なのかもしれません。

たしかに僕もそう思っていました。親から「はやく宿題しないさいよ」と言われ、やる気を失くしていました。

子どもは、大人の親に対して、口でも力でも勝てません。だから、親から強く言われたことは、言い返せないです。言い返せないから、スッキリしない気持ちがモヤモヤして行動に移せなかったり、泣いてしまったりして感情のコントロールもできなくなります。

親としては、やらないといけないコトを先にした方がいいと思いながら、良かれとおもって伝えます。そして、こどもが言った通りに行動すると期待をします。でも子どもはその期待には応えてくれません。

期待に応えないこどもは、不自然なのでしょうか?

ぼくは、自然なことだなとおもいます。こどもと言っても、物事の判断もつくようになっているし、時間で生活をしているということも感覚としてわかってきているので、「自分で考えて行動したい」という気持ちが芽生えているはずです。

大人が、こどもの行動の見通しを立ててしまうと、何も考えない人に育つか、反発し続ける人に育つかだとおもいます。「自分で考えて行動したい」という気持ちがどんどん小さくなってしまいます。

その気持ちが小さくならないように、こども自身で、その気持ちを育てられるように関わることが、大人の役割だとおもいます。

子どもは期待どおりにならないことがわかったので、口で「こうしなさい」とかは言わないようにして、自分の姿を見せるように心がけています。

息子(小2)がサッカーを習い始めて、「こうしたらいいんじゃない?」とか「コーチの話をもっと聞かないとあかんよ」とかは言わずに、一緒にサッカーをしたり、ぼくがコーチと話している姿を見せたりすることを意識しています。

娘(2歳)が見たことがない物を食べようとしなかったら、「食べなさい」とか「食べないと大きくならないよ」とかは言わずに、「うま~!」「おいしい!」と言いながら食べる姿を見せることを意識しています。

「子は親の口を聞いて育つ」という言葉は聞いたことがありません。やはり、「子は親の背中をみて育つ」です。こどもは大人の言うことは聞きませんが、大人の行動をみて成長していくものだと思います。


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