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医師のキャリア編

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医療系人材紹介エージェントとして、お目にかかった医師のキャリアを紹介しています。
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2024年4月の記事一覧

開業と転職で悩んだ50代半ばのベテラン医師。やりたいこと・働きやすさを諦めず、1年半かけて転職に成功した話。

今回は、30年以上臨床現場で働いてきたベテラン医師のお話です。 弊社と既にご縁のあった先生のご友人ということで、ご紹介頂きました。 先生は、50代半ばでいらっしゃいましたが、月の半分は当直・オンコール対応をされ、お忙しくされていました。 先生からのお問合せ内容は、以下の内容でした。 ・今までやってきた臨床を続けていきたい ・身体に無理がきかなくなってきたことと、今後の家族の介護の可能性を考え、働き方を見直したい ・開業か転職か悩んでいる 弊社専属エージェントは、先生の現

Dr.Hの場合ー雇われ院長職ー

医療系人材紹介エージェントですので、 医師を募集している医療機関から 医師求人情報を頂きます。 その中に、 「雇われ院長職」案件があります。 Dr.Hの事例をご紹介させて頂きます。 ■ 雇われ院長とはクリニックに常勤で 管理医師、院長という形で 勤務する医師のこと。 医療法人等が 分院展開する際に募集します。 求人主導型の紹介会社で働いていたとき、 クリニックの院長職案件に、Dr.Hから 問い合わせ頂きました。 Dr.H曰く、 「父が開業医で苦労しているのを

医療機関に正直に開業時期を話し、誠意ある対応をした結果、転職成功した内科医の話。

今回は、ある内科医のお話です。 先生は、大学医局を退局後、民間企業で1年間勤務、他の病院で勤務医として2年間勤務されました。 その後にクリニックを開業されますが、諸事情により手放され、別のクリニックの雇われ院長として勤務されました。 雇われ院長をやられていた時期に、弊社までお問合せ頂きましたが、 先生からのお問合せ内容は、 「2,3年後のクリニック開業を見据えて転職したい」 というものでした。 専門医もあり、その他の資格も取得された先生でしたので、転職活動は順調にいく