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親が心のカゼを引いた子どもの話②

の続き 二十歳以降の話です。①より軽い内容です。

第三者への相談

大学時代は学内のカウンセリングを利用した。
学校生活や人間関係の悩みを中心に話したが、その過程で家族の話もした。
相手が専門家で、ここは相談するための場なんだと思うと、込み入った話もしやすかった。
話したことで劇的に何かが変わった訳ではないけれど、めいっぱいもやもやを吐き出せると、とても心が軽くなることに気付けた。

社会人になってからはカウンセリングを利用したことはなかった。高そうなのと、予約取れなそうと思って。また、そこまで深刻な悩みもなかった。
仕事のことは上司に相談できてフォローもしてもらえているけれど、悩みすぎて体調を崩しそうになったときには保健師さんや産業医の先生に話を聞いてもらった。「まずは自分の仕事が優先、自分を守る努力をしていこうね」というアドバイスは生きていく上で大切なことを教えてもらえたと思う。

それがここ最近は子ども欲しいか問題について考え過ぎて、いつもの負のスパイラルにはまりそうだった。そんな中たまたまSNSを利用した行政の相談窓口を見つけた。実験的な取り組みなのか、無料で期間限定のものだった。
物は試しと思って連絡してみたところ、親身に話を聞いて適切に今の状態を指摘してもらえた。
それで終わりかと思ったらそうではなくて、最終的には内容に合った専門機関(こちらも行政のもの)を紹介してもらえた。問い合わせや予約は自分でするのだけど、紹介してもらった先へはそう遠くないうちに行ってみようと思います。

結局私が子どもを産み育てるにあたり不安に思っていたことは、「私や子どもが困ったときに助けてもらえなかったらどうしよう」というのが大半を占めていたみたいです。
それに気付いたら、急に大丈夫な気がしてきた。きっと旦那さんをはじめ家族や友人、会社の人も助けてくれると思うし、場合によってはお金をかけたら解決できることもあるだろう。
何かあれば必要なサポートを求める努力をしたいと思います。

できることならもっと早く、可能なら幼少期に心のケアが出来ていたら良かったなとは思う。
それでも今だからこそ、自分と向き合うことができたのかもしれない。

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