面倒な追肥作業を簡単にする方法のご紹介
A.はじめに
お世話になっています。ぼのぼのです。
今回は、何かと時間のかかる固形肥料の追肥について、作業時間を従来の1/100程度まで短縮出来る方法をご紹介させていただきます。
是非、お付き合いくださいませ。m(_ _)m
B.追肥作業が必要な理由
水草水槽を立ち上げてから、3〜4ヶ月ほど経過するると、多くの水槽で「追肥」という作業が必要になり始めます。
追肥とは、上記のように半年以上の長期間、維持管理している水槽の底床に、新たに固形肥料を埋め込む埋め込む作業のことです。
では、何故、肥料成分は3〜4ヶ月ほどで枯渇してしまうのでしょうか?
それは下記理由によるためです。
底床内の肥料成分が、水草の生長に利用されるため
水に溶出した肥料成分が、水替えにより排出されるため
上記2点の理由により、通常立ち上げ時に底床にセットした、固形肥料の肥効は、3〜4ヶ月程度になります。そのため、水草水槽を長期維持(半年以上)する場合、水草の生長に必要な肥料成分を、後から人間が追加で補っていく必要があるのです。
C.従来の作業工程とその問題点
アクアリウム用の固形肥料を追肥する場合、これらの代表的な製品を、ピンセットを用いて底床に埋め込んでいくことになります。
テトラ イニシャルスティック
カミハタ OKOSHI
カミハタ スイレン用スティック肥料
しかし、上記3製品は、実際に水槽低床への追肥に用いようとすると、不都合が多く、現実的にはかなり使いづらいと感じている人も多いのでは無いでしょうか?
D.アクアリウム用肥料が使いづらい理由
では何故、Cでご紹介した肥料が、追肥時に使いづらいのか、自身の経験も踏まえて、お話しさせていただきます。
テトラ イニシャルスティック
立ち上げ初期に、底床にばら撒いて用いるように設計されているため、要求量が多い。そのため、イニシャルスティックのみで追肥を行おうとすると、60cm水槽であれば、100本以上底床に打ち込まなければならず、非現実的。カミハタ OKOSHI
多くの肥料成分を網羅的に含んだバランス型の肥料であるが、1個あたりの粒が大きい為、ピンセットで後から打ち込みづらく、底床を巻き上げてしまう。
また、多くの底床と色合いが異なるため、表出した時に見た目が悪い。カミハタ スイレン用スティック肥料
多くの肥料成分を網羅的に含んだバランス型の肥料であるが、本来ビオトープ等で用いることを念頭に、開発された製品であるため、水草水槽に用いると、白濁りがかなりの頻度で発生し、使いづらい。
E.私が推奨する固形肥料
私は、下記条件を満たす理想的な固形肥料は無いものか、、、と長年様々な製品を比較検証してきました。
施肥時の要求量が少ない
NーPーK比が谷型
肥効が長い
ピンセット等で簡単に追肥することが出来る
安価である
そして今回、納得出来る製品に巡り合えたため、ご紹介させていただきます。
ズバリ、↓この製品です。
F.推奨する固形肥料の欠点とその解決方法
ご紹介した「ネクスコート バラ用」は、E項条件を全て満たしている、理想的な肥料です。
しかし、1粒がとても小さく、差し込む回数が多くなってしますという、イニシャルスティックと同じ欠点を抱えています。
しかし、この欠点も下記製品を用いて、カプセルごと底床に埋め込むことで、ほぼ解消出来ます。
*60cm水槽なら、1回の追肥で40g前後が目安です。
このカプセルは水溶性のため、水槽内で溶け、低床に肥料をばら撒いてくれるので大変便利です。また追肥時に、ピンセットで打ち込む回数も大幅に減らせます!!
G.おわりに
長文記事に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回は、扱いやすい底床肥料と、追肥が楽になる製品を合わせてご紹介させていただきました。
この記事の内容が、皆さんの水槽管理の一助になれば嬉しく思います。
それでは、引き続き良きアクアライフを〜!!
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