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コブクロの「晴々」の歌詞を通してコブクロのこれまでの楽曲を振り返ってみる



2018/09/16の宮崎は見事な快晴だったそうですね。^^

安室奈美恵さんの引退日だったこの日、宮崎ではコブクロ20周年記念ライブが行われていました。(私はココロ組…´;ω;`)

ライブのアンコール最後に「晴々」を初披露。

曲紹介の時に小渕さんが「黒田さんへ向けた曲」と言ったようです。
そして、この日のために作った歌だと。

歌い始めてからファンの皆さんがざわついたと。(黒田さんはそれを見てニヤリとした?笑)

それもそのはず。歌詞の内容が黒田さんへの想いがたくさん詰まっているのと同時に、これまでの楽曲がちりばめられていたらー

ファミさん泣きますよ(´;ω;`)♡

と、いうことで、今回は晴々の歌詞を通して、その中の楽曲たちもご紹介し、コブクロをよく知らない方もぜひCDを取ってライブへ行ってみようキャンペーン記事にしたいと思います。(笑)

ちなみに、コブクロのHPは、他のアーティストのプロフィールにはあまり見られない内容も書かれています。^^
事務所の会長(旧社長)視点で書かれた「HISTORY」も見ごたえがありますので、ぜひぜひ、見てもらいたいです。
結構これを見て更に惹きつけられたりします。(私がそうでした。^^)

やっぱり、会長はじめ、スタッフに愛される・応援されるアーティストはファンも増えるし、大きく成長するんだなってコブクロの二人を見ていると実感します。^^

【晴々】
作詞・作曲:小渕健太郎
編曲:コブクロ

(晴れ 晴々)
君の声を届けたい
溢れ出す想い 空に並べれば (晴々)

“君の声を届けたい”
ここ、黒田さんが歌っているのです。
小渕さんの黒田さんへの想いの言葉を黒田さんが歌っているのです。

これ、黒田さん本人に「照れましたよね?」って聞きたいくらい。(笑)

小渕さんは最初からずっとこの想いだけでこれまでの楽曲作ってきたんですよね。
ジャケット写真は、二人の姿(“桜”のジャケット)にこれまでの作品をコラージュで作られています。
バックは黒田さんが撮影した空なのですが、そこにコラージュで彩られた二人の姿を並べています。^^

つまり、ここは、ジャケットの説明をされているのだなって思っています。^^

今も 遠くで聴こえる
共に駆け抜けた時の 足音

遠くで・・・インディーズ1stアルバム『Saturday 8:pm』に収録されている『遠くで・・』小渕さんがお母様への想いを歌われている楽曲。小渕さんの地元(九州・宮崎)で歌われることが多い。

時の足音・・・アルバム『CALLING』に収録。結成10周年の記念に作られた楽曲。時計の針を二人に例えている所が特徴的。

本当に休止前までの二人はずっと止まらなかった。走りっぱなし。黒田さんの諸刃の剣のような神経質さがアスリート過ぎて、正直怖さすら感じていました。
でも、あの時代があったから今があると思っています。^^

名も無い命の塊が アスファルト押しのけて
ここにしか咲かない花の 蕾に変わった

「名も無い」「命の塊」「アスファルト押しのけて」・・・コブクロ結成前に小渕さんが黒田さんに提供した『桜』の歌詞の一部。のちにこの出来事を“できちゃった結成”と言っている。

ここにしか咲かない花・・・アルバム『NAMELESS WORLD』に収録。MVは鳩間島で撮影だったが行くまでの大変さ(船がめちゃくちゃ小さく揺れた)や、行ってからも泊るところに困ったなど色々身体張ったとのこと。(私はONE TIMES ONEツアー(※以下、OTOツアー)で聴きましたが、以前にも言ってたかは不明。)

蕾・・・アルバム『5296』に収録。レコード大賞受賞曲。ドラマのタイアップであったが、黒田さんが「お前のことを書け」と言われ、全て書き直し(小渕さんはイラッとしたそうだが…笑)、小渕さんのお母様のことを書かれた内容となった。

ここからはお二人のストリート時代を表している感じがします。^^
ストリートで歌う所は“ステージ”だから、絶対に歌う場所では休憩しないという意識を持って“ステージ”に立ち続けていたようです。
ストリートのプロ根性が垣間見えます。
だからこそ、コブクロがコブクロであり続けられるのだなと。

描いた自分を 塗り潰せずに
心のDOORを叩いた

心・・・ベストアルバム『ALL TIME BEST』に収録(予定)。MVではEXILEのNAOTO氏がダンス出演。心は“自分”とは違う生き物として表現したいという黒田さんの意向から。MVはノーカットで一発勝負だったとのこと。

DOOR・・・アルバム『MUSIC MAN SHIP』に収録。(※インディーズ2ndアルバム『Root of my mind』が初収録。)黒田さんの処女作。相当生み苦しんだ楽曲だったらしい。(それは今も変わらないかもしれないが…笑)

“描いた自分を 塗り潰せずに”
この一文で相当な葛藤があったんだなって感じます。
小渕さんは高卒でサラリーマンになって20歳?21歳?で主任になるぐらいのスピード出世ですからね。でも、年上の後輩とのトラブルや働いてもお給料が数千円?問題など色々(ノストラダムスの大予言も。笑)重なった所で、黒田さんからの「一緒に組みたいんや」発言。
ストレス発散でストリートライブを始めた小渕さんが黒田さんと出会ったことでどんどん夢に向かって動こうとするーそれを受け取る勇気も覚悟もあったと思います。
自分の本音に気付いて決断した小渕さんに拍手です。^^
もちろん、黒田さんの行動力があってこそですね。

虹の真下へ伸びてく轍
今と未来を繋ぐバトン (HELLO)

虹の真下・・・インディーズ1stアルバム『Saturday 8:pm』に収録。(いつかライブで聴きたい…)

轍・・・メジャー1stアルバム『Roadmade』に収録。ライブでは最初のスタートダッシュやバラードの後に盛り上げる曲として歌うことが多い。

今と未来を繋ぐ・・・シングル『桜』のカップリング曲に収録『今と未来を繋ぐもの』私の激推しソングの一つ。(笑)

バトン・・・ベストアルバム『ALL TIME BEST』に収録(予定)。永い永い年月を命のバトンで繋ぎ続けた結果、生まれてきたことの奇跡を歌った曲。MV泣くのでぜひHPでチェック。

強く握りしめたまま
ポケットの中 潰れそうだった夢 (晴々)
君が解いてくれなきゃ
育つことなかった MY LIFE&DREAM
(晴れ 晴々 晴れ 晴々 晴れ 晴々)

LIFE・・・シングル『心』のカップリング曲に収録。

夢は夢のままで終わりそうだった小渕さんの人生に交わったのが黒田さん。
あの時、黒田さんと出会わなかったら…
あの時、黒田さんに声をかけてくれなかったら…
ストリートが全ての始まり。

もう俯かないようにと 今日を生きるんだと
顔を上げてみるけれど 流れが速すぎて
片隅で歌う 願いの詩を
この街 全てに

願いの詩・・・アルバム『grapefruits』に収録。熱闘甲子園のテーマソング。コブクロの認知はしていたが、最初に衝撃を受けた曲。

ここは東京でストリートした時のイメージも出来るなと思いました。
結成して二人で大阪で少しずつお客さんが増えていっても、東京では全然見向きもされない。
それでもいつかこの歌を全ての人に届けてやるという野心を感じます。

どんな空でも 蒼く優しく
この世界を照らし続ける 光 (HELLO)

どんな空でも・・・アルバム『5296』に収録。5296ツアーでは間奏でワンフレーズメドレー曲にして、これまでの楽曲をツアーごとに変えて歌った。

蒼く優しく・・・アルバム『5296』に収録。『蕾』の次のシングル。小渕さんはこの曲からまた別のトンネルを掘り始めたと表現。『蕾』で͡コツンと、これ以上進めないと。

この世界を照らし続ける・・・アルバム『One Song From Two Hearts』に収録『あの太陽が、この世界を照らし続けるように。』休止前の最後のシングルCD。黒田さんの鬼気迫る歌声。とにかく迫力が凄い曲。

光・・・アルバム『grapefruits』に収録。

君の声が届くなら
僕は 風にでも鳥にでもなる (晴々)
いつも 向かい風探し
また飛び立つのさ ココロの羽で

風・・・アルバム『grapefruits』に収録。小渕さんはあまり出来が良くないと思っていたが、黒田さんは絶賛した楽曲。(私も好きな曲♡)

向かい風・・・ファンクラブ限定『FAN'S MADE BEST』に収録。

ココロの羽・・・『ALL SINGLES BEST 2』に収録。ファン同士で手を繋いでコール&レスポンスで歌う。

“君の声が届くなら”
“僕は 風にでも鳥にでもなる”
ここを小渕さんが歌う!best!(笑)
OTOツアーの時の小渕さんは色々な楽器を駆使してバンド感のある二人だけのツアーを完遂させましたもんね。^^
黒田さんの歌声を届けるためならどんな努力も怠らない姿勢に本当に尊敬…

小渕さんにとって、黒田さんがいるから楽曲が生まれると話してくれたことがありました。
休止中は全く歌詞も曲も出てこなかったと。
道を歩けばポコポコ歌が生まれるようになったあの小渕さんが。
全く作れなかった時期。本当に辛かったと思います。
歌いたくても思うように歌えない
それでも地道に発声や呼吸を変えてマラソンも始めて…復活を目指し続けられたのも、黒田さんの存在のおかげ。
(黒田さんも心身ともにボロボロで燃え尽き症候群に陥っていましたが、唯一ソロでお仕事をした尾崎豊さんのトリビュートライブに参加したことで“歌を辞めるな”と尾崎氏が言ってくれたようで…と、再び歩き出してくれました。涙…)

君の声を届けたい
全てを越えてく力に変えて (晴々)
長い 助走をつけて
昨日を踏み切り 跳んだ 足跡 明日へ 明日へ

ここは二人で歌っているので、“コブクロの歌声”を届けたいという意味なのかなと。
そして、“足跡”はシングル・カバーベストのジャケット写真をイメージしているのかなとも。
コブクロらしい楽曲。これまでの可愛らしい楽曲、力強い楽曲がミックスされたような、草原で風を感じながら両手を広げて陽の光を浴びながら聴きたい曲です。(笑)

歌詞の中にこれまでのタイトルや歌詞を数えると“20”個。
「晴れ」は“20回”歌っている。

コブクロの曲ちゃんと聴いたことない方も、12月にベスト盤も出ますし(出ました!→ 
KOBUKURO ALL TIME BEST 1998-2018 )、この機会に手に取っていただき、20周年を晴々しくお祝いしていただけたら嬉しいです♪♪^^
※iTunesでは「晴々」を購入すると「特典映像」も付いてきます♪♪

長くなりましたが、多くの方にコブクロの良さが伝わりますように♡


コブクロ 20th Anniversary Song「晴々」


乾太



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