あいせいはろー

言っておくが、僕はあなたがた同様に人にちやほやされるのが大好きである。ただし、僕を見て!褒めて!ってするのはなんだか浅ましいし滑稽な気がするので(もうお分かりだろうけど僕は某コンクリートロード野郎なんて比にならんほどヤナヤツなのだ)あまり自分から何かを発信するということはしない。

とはいえ、全くアピールしないわけには僕だっていかない。自分一人じゃやりきれねーよって時もあるじゃん?

思うに、大多数の人間がこぞってSNSやら何やらで自分を曝け出すのは、そうでもしないと「自分」という存在が埋もれてしまうのではないかという古の恐怖からなのではないだろうか。

すげーわかる。そういう夜、ある。そういう朝も、昼も、夕方もある。誰か僕を救って、掬い上げて、ってすっごく苦しい時がある。でもそういう時に限って過剰な自意識が、あるいは自尊心が邪魔して、上手く声を上げることが出来ない。結果微妙なとこに着地して、なんか気持ち悪ってなるのが常である。なんて人情味溢れる可愛い僕。

モノや情報にまみれて、何も見分けがつかなくなっている。
混沌。でもそれは充実とは程遠いなって思う。

そんなカオスの海の中で溺れそうになりながらも、
あなたに認められたい見つけられたい、あなたとつながりたい。

少なからずそんな想いで、
今日も宛先の無い手紙を認めて
ぶん投げている訳です。

誰か拾ってくれるといいなあ。
お返事はいらないから。


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