ホームズの見解
たとえば、音を発するとしよう。
ディスコースに沿って音は反復、増幅、縮減を繰り返しながら伝播していく。
そうは思わんかね、ワトソン君。
地球の、この銀河の、果ては宇宙の見る走馬灯に、
我々は過ぎんのじゃないかね、ワトソン君。
そうして瞬間は引き延ばされ、ゆえに永遠は瞬間に閉じ込められて
無限に収縮を繰り返す枠の中を
我々は彷徨っているんじゃないのかね、ワトソン君。
私はね、ワトソン君、
見ると見られるのあいだ、
少し開いた障子の間隙にこそ
光はさすのではないかと思うのだ。
書き散らしてきたことをそろそろまとめたいのだよ、ワトソン君。
ええ?ワトソン君。
てかシャーロックホームズろくに読んだことない。
探偵小説は好かん。
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