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初めて自作のノベルゲーム(『午前0時の私たち』)を作ってみました!!

こんにちは!!モノづくりをするおサル好きなオタクの人、山口ぱんじぃです。

前回の記事からお久しぶりです!去年の夏以来ですね。

これからこの記事で書くのは、去年の8月に制作を始め、今年の2024年1月にパッケージ版、2月29日にフリーゲームサイトで配信を開始した『午前0時の私たち』についてです。


●自作ノベルゲームを作ろうと思ったきっかけ


去年7月で山口ぱんじぃとしての創作活動を始めて約1年半経ち、この時は少し疲れを感じていた私でしたが、7月下旬にとあるノベルゲームのテストプレイをする機会に恵まれたことがきっかけで、「今まではノベルゲームが好きで、プレイする側だったけれど、自分で作ってみたい!」と心が動き、作ることを決めました。

また、この時2024年1月26日から28日まで開催されたZINE のイベント「Hello! ZINE Fest 2024」への参加申し込みをしていたので、「"今自分がやりたいこと=ノベルゲーム作り”に関する冊子を作りたい、そして出来ればゲームも完成させて、冊子とゲームソフトのセットでイベントに参加したい!」と明確な目標もこの時できました。

イベントで出した冊子の表紙

●実際に自作ノベルゲームを作ってみて


以前からノベルゲーム作り初心者でも体感的に作ることができるツール「ティラノビルダー」があることは知っており、今回は「ティラノビルダー」で作ったのですがゲームの組み立て以外でも、シナリオ、立ち絵、スチルなどを作ったり、背景とBGM、SEをフリー素材から探したり、やることが多くありました。

しかし、私にとっては新鮮な作業で楽しく、また「今はイラストを描く気分でないので、BGM探し」などと切り替えができるので、持続してゲーム作りをすることができました。


●実際に作った自作ノベルゲーム『午前0時の私たち』の紹介


深夜の学校で、少女が未来を、自分を見つめる短編ノベルゲーム

『午前0時の私たち』

『午前0時の私たち』表紙


『午前0時の私たち』裏表紙


配信サイト
PLiCy
https://plicy.net/GamePlay/175218

声の出演
大鶴:佐野裕理

大鶴(おおつる)学校の怪しい噂話を確かめに来た少年。倒れていた透を助け起こす。



空路:木下アルヴィン


空路(うつろ)透のクラスの担任の男性教師。放送で透を呼び出す。

制作ツール:ティラノビルダー
ボイス:日本語・主人公以外フルボイス
エンディングの数:1つ(選択肢無しの一本道)
スチル枚数:5枚(差分は含まない)
プレイ時間:1時間程度


ゲームの概要

『午前0時の私たち』は、選択肢無し、1時間程で、1つのエンディングを目指して物語を読み進める短編ノベルゲームです。また、このゲームには少しのホラー要素を含みます。


あらすじ

“午前0時0分に、この学校の二階と三階の踊り場にある鏡の前に立つと、何かが起こるらしいよ…。“

夏休みのとある日の午前0時、学校の踊り場の鏡の前で倒れていた少女 透(とおる)は、鏡の噂を確かめに来た少年 大鶴(おおつる)に助け起こされる。

その後、帰ろうとする二人だったが、何故か出入口の扉が開かない。そんな時に、校内に響く謎の放送は透を放送室へ呼ぶ。

渋々放送室へ向かった二人を待っていたのは、男性教師 空路(うつろ)だった。空路は、夜の学校に忍びこんだ罰として、透に「未来の私」をお題に作文を書くことを要求し…。


補足

自宅で小説を読む様な感覚でプレイしていただき、プレイを終えた後には温かで前向きな気持ちになってもらえることを意識し、作りました。学校の怪談や鏡といったキーアイテムを散りばめています。


●力を入れたポイント

・ポイント1 立ち絵の表情

登場人物は三人と多くないので、その分表情のバリエーションを沢山作りました。また、主人公のフェイスウィンドウも表示するようにし、主人公の表情にも拘りました。


主人公の表情のバリエーション38種類の一部

・ポイント2 アナログのイラスト

手作りの優しい温かみを感じてもらいたかったので、立ち絵は色鉛筆やペンで描きました。また、舞台が深夜の学校ということで色調が暗めの背景が多かったので、立ち絵の登場人物のザラつきが程よい立体感を出しています。

ゲームプレイ画像

・ポイント3 学校の怪談

私が最近、怪談を読むことにハマっているので、物語に「午前0時0分に、この学校の二階と三階の踊り場にある鏡の前に立つと、何かが起こるらしい」という怪談をスパイスとして取り入れました。どこかで聞いたことがあるようなありふれた怪談ですが、本作の優しくもどこか怪しげな雰囲気作りに一役買っていると思います。この怪談が物語にどう絡むのかお楽しみに!


学校の怪しい噂話について話す大鶴


・ポイント4 主人公以外フルボイス

実は、本作はなんと主人公以外フルボイスです。ですので、声優のお二人による表現豊かな演技を楽しんでいただけます!

大鶴役は佐野裕理さんです。


空路役は木下アルヴィンさんです。

ゲームを作り始めた当初は、「ゲームが完成すれば十分満足!」と思っていたのですが、制作が進むにつれて「ボイスがあれば更に良くなるに違いない!だから、ゲームのためにやれることはやりたい!!」と声優さんにボイスをお願いしました。結果、より作品が引き締まり、緩急が付いたので、「声優さんって凄いな…。本当にお頼みしてよかった!」と満足しています。また、普段は一人で完結できる作品を作ることが多いので、自分の作品に関わっていただくことは新鮮でした。


・ポイント5 先が気になる展開

主人公 透は何故自分が深夜の学校にいるのか覚えていません。また、何故空路は作文のお題として「未来の私」を書くように要求したのでしょうか?

空路が透に「未来の私」をお題に作文を書くことを要求する場面

透が、深夜の学校で何を思うのか、果たして学校から出られるのか、最後までプレイして確かめてみて下さい。


●山口ぱんじぃからの一言

今回イベントに向けて、サークル「Mon. Key屋」を立ち上げ、初めてノベルゲームを作りました。忙しくも、充実した日々が過ごせ、今回ノベルゲーム作りに取り組んで良かったと心から思います。

作る際に、大切にしたのは、「手作り感」。デジタルを取り入れつつも、アナログの手描きならではの温かみを大切にし、どこか手作りの優しい温かみを感じてもらえる作品を目指しました。

EDまでそれを意識し、力を込めて作りましたので、是非最後までプレイしていただけたら嬉しく思います(実はEDの曲は私の自作曲です。また、プレイ後はタイトル画面が変化するのでそこもお楽しみに☆)。

イベント用に作ったチラシ


●ゲームのSPEC

・ゲームタイトル:『午前0時の私たち』

・ジャンル:深夜の学校で、少女が未来を、自分を見つめる短編ノベルゲーム

・パブリッシャー:Mon.Key屋

・配信サイト:
PLiCy
https://plicy.net/GamePlay/175218

・対応ハード・OS:PC Windows 7/8/10/11

・公式のSNS(※制作者):X(旧Twitter)アカウント(https://x.com/Pansy_Yamaguchi)



最後まで、記事を読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m

是非、サークル「Mon.Key屋」第一作目の作品『午前0時の私たち』をよろしくお願い致します!!

それでは、またの機会に(^_^)/~

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