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カップル奴隷③ 格差

奴隷なると誓って一週間後、ユウマから呼び出された。
それは六本木にある高級タワーマンションの前だった。

サトシはなぜこんな所に呼び出されたのか疑問だったが、とりあえず待ち合わせの場所で待機した。

「サトシ!」と女性の声がしたので振り向くとそこにはナツミがいた。

「えっナツミ?」と驚いた表情を見せる。

ナツミがこっちこっちと手招きする。
「なんでこんな高級マンションに?」
「実は・・ここユウマのマンションなの笑」
「正確には、ユウマのお父さんが会社の社長らしく借りて貰ってるんだって」

サトシは混乱する、なぜアイツが・・お金あるのに俺にお金払えとか…

サトシは混乱しながらナツミの後ろをついていく。
そして「どうぞ~」とサトシを家に招く。

すごい、こんな広い部屋初めてだ。窓から見る景色にサトシは驚く。

「すごいでしょ?」とナツミが慣れた様にソファーに座る。

ていうかアイツはとサトシは周りを見渡す。
「あっユウマなら居ないよ?」
「今買い物にいってるから、もうすぐ帰ってくるよ」

「そうなんだ…」と呟きながら自分とのあまりの格差に惨めさが湧き上がる。

「あっそういえばユウマがサトシが来たら奴隷らしく全裸になって正座して待ってろだって?」

「えっそんな…」
「私はいいけど、してなかったら怒られるよ?」とコーヒーを啜りながら話す。
怒られるってそんな子供見たいに…でも逆らったなにされるか…
「わかった、、」
サトシは一枚一枚服を脱ぎ始める。
ナツミがソファーからその姿を哀れむ様に見つめる。
元カノの前でも、自分だけ裸になるのはかなり抵抗がある。

全て脱ぎ終わったサトシに「それじゃ服はそこに畳んで、床だと痛いからこっちのカーペットの所で正座しな」
ナツミが座っているソファーの前に来る様に言う。

サトシは言われた通りナツミが座るソファーの前で全裸で正座する。
ナツミの優しさからだが、元カノがソファーに座る中、自分は床に全裸で正座。

あまりにも惨めで屈辱で恥ずかしさが込み上げ顔を上げれず下を向く。
そんなサトシに「大丈夫?なんか飲む?」そのナツミの優しさが逆にサトシをさらに惨めにさせる。

ーガチャー
「あっユウマ帰ってきたかな」
その言葉にサトシはドキッとする。

ユウマが部屋に入ってくる「ただいまー」
「おかえり~」とナツミがユウマに駆け寄る。
「ちゃんと全裸で正座してるじゃん」と笑いなが話す。
「しないとユウマに怒られるよ?って言ったらちゃんとやったよー」
「そっかそっか」と2人がイチャつく。
「飲み物いれるね?」とナツミが台所に向かう。

そこにユウマがサトシの前に来て、「お利口にできたね~」とほっぺたをつねりながら話す。

あまりの屈辱に泣きそうになる。サトシはなんとか泣くのを我慢し、震える声で

「もう勘弁して、お金もあるならいらないでしょ?」とユウマに尋ねる。
「いらないよ?笑」
「ちょうどおもちゃが欲しかっただけ、お金もあるし、可愛い彼女もいるしさ笑」
「貧乏人が必死に稼いだお金をむしり取るのは面白いかなと思って笑」

「なんか中学の時いじめて奴にお前似てるんだよねー」
「毎日そいついじめてさ、良く教室で全裸にしておもちゃにしてたんだよね」
「3年になった時に一年にそいつの妹が入学してきたからさ、妹の前で全裸にしてケツにホウキ突っ込んでオナニーさせたらさ」

ユウマがサトシの耳元で「死んじゃった」と囁いた。

「俺が飽きたら解放してやるよー笑」とサトシの頭をなでる。

最低だ、なんでこんな奴が!ナツミも騙されてるこいつはクズだ!
サトシは怒りが込み上げ拳を強く握る。

「どうぞ~アイスティーだよ」とナツミがユウマに飲み物を持ってくる。
ソファーに座り飲み物を飲みながイチャつく2人の前で、サトシは全裸で正座したままうつむく。

「そう言えばさ、こいつ俺にタメ口使ったんだけど?奴隷の癖に」
「私にもタメ口だよ?私は別にいいけど笑」

「ダメだな!今日は自分の立場しっかりわからせてやるよ」

「お仕置きするの?笑」

「そうだな、キツイお仕置きが必要だな」

その言葉にサトシは顔を上げ青ざめる、、、、

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