見出し画像

生活が大変な話

この記事は精神疾患や自死に関わる話題を取り扱います。
繊細な方、引き込まれやすい方は閲覧の際ご注意ください。


ご無沙汰してしまった。なにせ仕事が猛烈に忙しいのである。
仕事が忙しいと、体力が削れ、次に精神力が削れてくる。

……そんなこんなで、ついに昨年の春に限界が訪れ、風呂場で自死を試みている自分を幻視し(不思議なことに自分の死体が見えたのである。このまま風呂に入ってはいけないと思い引き返し、リビングの床に張り付くように衝動に逆らいながら、寝たり起きたり泣いたりしつつ朝を迎えた)、そのまま倒れてしまった。仕事は半月ほど休んだ。
辞めたらよかったじゃん、と今なら思う。

まあ、そんなこんなで、実は今精神科に通院している。
隠すつもりも何もない。とくに、インターネット上においては。

仕事のせいにして労災からどうにかすることもできたかもしれないが、なにせ私はそういうお願いをするのがとく苦手である。
ついでにいえば、気分の変調に関しては以前からあったことと、かねてより「自分はおそらくADHDおよびアスペルガーとか、そういった類の気質を持っている」という確信があったため、だったらもう元からですということで病院にかかってしまった方がよい、と思ったから、というのもある。

結論から言うと、双極性障害とADHDおよびASDのグレーゾーンであるという診断が下りた。
数週間にわたって数種類もの知能検査を受けた。IQは平均して120程度。
一番高いところでも128程度。MENSAにあとちょっと、手が届かない程度といったところか。
これに関しては「体調やその時の環境に左右されます」と臨床心理士の方が仰っていたので、もうとにかく後ろ盾が欲しい(マウントのためとかでなく、誰か私を保証してくれる存在が欲しいほど不安を感じているからである)今としては、職を辞するなりなんなりして休息を取ってからもう一回受けてみる価値はあるかな、とうっすら思っている。

というわけで、今は細々と服薬しながら日々の激務に耐えている。
なにせ頭の回転が周囲を置き去りにする(めちゃくちゃ申し訳ないと思っている。説明の9割が伝わらない)ほど早いらしいので、自ずといろんな管理職から「いけるやろ」と思われてしまい、どんどんハードな仕事が回ってきている。のだと思う。
今まで何度か職場を変えてもそうなのだから、きっとそうなのだろう。

ちなみに仕事量はというと、ぶっ倒れた時よりも増えている。
イケると思われたからだと思う。笑

実際のところ、ほぼほぼイケてないに等しい。現に今もかなりヤバい感じにっているが、現実逃避もかねて今これを書いている。
上述にあるとおり、知能検査が終わるまでがまず長く、その間は双極の症状を抑えるための気分安定薬のみが処方されていた。
というか、そもそもがグレーゾーンであるため、ぶっちゃけ発達の方の薬は飲まなくてもいいだろう、というのが主治医の見込みであった。
どっこい、気分安定薬のみで仕事をしていると、まったく身体が動かないのである。
エレベーターに乗り込むたびにしゃがみ込み、人の目のつかない廊下やトイレでは身体を引きずるように歩き、帰宅するなり力尽きて床に伸びきり咽び泣いていた。
……そうこうしているうちに、どうやら仕事の締め切りを三つほどすっぽかしていたらしい。なにせ全く自覚がないので、らしいとしか言いようがない。

これを主治医に相談すると、ちょっと悩んだ後にストラテラを処方してもらえた。
飲んでみたところ、「そう、これだよ、これ!!」と思った。仕事の優先順位がわかるようになったからだ。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、で机を手当たり次第散らかすことがなくなった。毎日コンスタントに残業しなければ片付かなかった書類があっという間に片付いた。
なんなら、もっと早く診断下りてれば違う人生だったかも知れん、と思って悔しくなったほどだ(親族に精神科に嫌悪感を示すものがいたため成人してしばらくしないとかかれなかった)。

ちなみに、当初から実装されていないと思しき数的処理能力(数字がわからない、読み違える、式が理解できない、式を立てられない)については強化もなにもされていないようだ。そこになければないですね、なのだろう。

さて、というわけでバランスのとれた薬を服用しつつ、どうにかこうにかして日々を生き抜いている最中なぜこの記事のタイトルなのかというと。

薬でおっつかないほど受け持っている仕事が増えてしまったから、である。

私の育った家庭はとにかく金銭的にゆとりがなく、何かお願い(たとえば身体がおかしいから病院に行きたいなどですら)をするとめちゃくちゃ難色を示され、場合によっては泣かれたり、怒鳴られたりすることがほとんどだった。
よって、我慢すればやり過ごせることは我慢する癖がついてしまっている。

つまり、これは仕事で助けを求めた方がよい局面でそれができない、ということになる。
これがいけなかった。

今完全に私自身はバランスを崩し、精神面はさることながら心身症に分類される症状を複数抱えてた状態で、なんと仕事は山場を迎えている。
もうこれをもう一年繰り返す余裕などありはしない。
だがしかし、もう休めるような状態でもない。なにせ”忙しい”ところで働いているからである。

この山場を越えたらしっかりボーナスをもらって年度いっぱいで職を辞する覚悟だけは決めているが、さて、その後どうするのか。
このボロボロになった心身で転職はできるのか。金銭面はどうするのか。

……とりあえず休むべきだということだけははっきりしているが。
まずは眠って、今週一週間をやり過ごす、いや、やり切る、どちらだろうか。
どうにかするしかない。

これは私が苦しんだことを記憶しておくための記録である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?