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残業200時間超えで感情を失った

今までキャリアの中で本当に忙しくて残業しまくって、月間200時間を超える残業が続いた時期がありました。ちなみにGAFAでの話ではないです。

過酷な残業200時間超え

その時は色々なことが重なってしまい運悪く超残業コースに放り込まれてしまった形でした。自分がいる部署が繁忙期+人がいない+新規プロジェクト開始など、残業につながることしか起きませんでした。そして、当然のように朝から夜中まで平日は働き、土日は寝ている以外は家で働きまくっていました。もはや、仕事がベースで合間に寝る&食べてギリギリ生きているような状態でした。

寝ても覚めても仕事のばかり考えていて、気持ちの余裕が全然ありませんでした。常に疲れていて家に帰宅した途端、床で寝てしまい朝後悔することも頻発していました。もはや部屋は荒れ放題だし、食事はすべて総菜や外食で出費もどんどん増えていきます。友達から遊ぼうよ!と連絡がきても、時間がなく全部断っていました。連絡がきてもつい返事をすることを忘れてしまったことも。。。

ある日感じた異変

そんな生活が数か月続いた頃、仕事で重大なミスをしてしまいました。常に疲れ切っていてミスがいつ起きてもおかしくない環境でしたが、やはりミスをしたことについては上司からこってりと怒られました。怒られている最中に異変に急に気が付きました。全く悲しくもないし何の感情も湧いてこないのです。前までは、怒られたら「悲しい、恥ずかしい、悔しい」という気持ちが入り混じっていました。他人事のように「ああ、今怒られているんだなあ。。。」としか思えませんでした。怒られた後はロボットのように、ミスを修正し上司に提出しただけでした。

その数か月は何か強く嬉しいと思ったり、食べ物を美味しいと思ったりしたことが全くなかったことに気付きました。ただ、朝起きて仕事して短い睡眠を取って。。。その繰り返しで、頭の中は仕事のことだけで他のことを感じたり考える余裕が一切ありませんでした。

解放された後に改めて異常さに気が付いた

やがて、取り巻く環境が改善され残業時間が少なくなりました。普通の時間で帰宅できるようになってからは、仕事でやりがいを感じたり同僚と笑ったりご飯が美味しいと思えたりごく当たり前の感情が戻ってきました。まるでいきなり世界が色彩豊かになったような気分でした。それまで、あまりに疲れていて何も感じることができなかったことがいかに異常だったかに気付きました。

後々、同僚に聞いたところ残業が多かった時期はまるで幽霊のような顔で笑うことも全くなく心配した、と言われました。自分ではそのような自覚はなかったので、残業時間がいかに体だけではなく心にも影響を与えるかが分かりました。

残業時間200時間超えがずっと続いていたら、きっと体も心も壊れてしまっていたのでしょう。直近ではワークライフバランスが提唱されていますが、まだまだ過酷な残業をこなしている方は多いはず。世の中の経営者の方、人事の方、社員の残業時間の管理って本当に大事ですよ?

よく乗り越えた。自分。

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