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新入社員の指導で重要なこと

4月になり新入社員が入社した企業も多いのではないでしょうか?研修後は現場で先輩社員が教えるケースが多いはず。新入社員相手への指導に苦戦した人もいると思います。今回は自分の経験も踏まえて新入社員への指導方法をご紹介します!

最初にルールを決めて目標を共有する

まず、最初に新入社員としっかり時間を取って、普段の仕事の中でのルールと今後の目標を話す方が効果的です。ルールとは仕事全般の報連相の仕方やタイミング、誰にするかの取り決めです。例えば、基本はメールで報連相をして緊急時だけ電話にする、分からない時にはなるべくその日の内に口頭で声をかける、自分が有休のときには代わりに○○さんに連絡する、などです。一見、細かいことにみえるかもしれないですが、実はとても大事なことです。先輩社員が考えている以上に、新入社員は何をどのようにしたら良いのか分からないものです。社会人生活を何年か経験している人の「当たり前」は新入社員には通用しません。なぜなら、経験が全くないからです。最初に「当たり前」をあえてルールとして教えることで、新入社員の人にとっても必要な知識になりますし教える側もより快適に過ごせるようになります。ルールを伝達することで、ルールから外れた際には注意もしやすくなります。

今後の目標は、〇か月後にどのような状態に新入社員になっていてほしいのか?を共有します。スケジュールと具体的な状態を共有することで、新入社員側からすると今後どうしたらよいのかをイメージしやすくなります。1年目はとにかく分からないことが多すぎて、自分では何ができるようになっているのかなかなか実感することが難しいはずです。その為、できないことが多い自分のことが嫌になってしまう人もいます。最初に計画を共有して、進捗状況を二人で確認することで、できていることが増えていくことも分かります。

質問の前に一度考えさせる

新入社員は分からないことも多いので、たくさんの質問をしてくるはずです。ただ、まずは一度自分で調べるもしくは考えさせる癖をつけた方が良いです。その上で、「〇〇まで分かったのですが△△から分かりません」といった質問をする習慣をつけるように促します。調べる、考えるといった行程の中で、自分で発見することも多くあります。更に、徐々に練習をすることで自分だけで正解までたどり着ける回数も増えるはずです。育成係が常に隣にいるとは限らないので、新入社員一人になったときも自力で何とかできるスキルが身についていきます。新入社員が2年目、3年目になった際に、もっと多くの先輩と一緒に働く際にもゼロから質問とする人とある程度仮設を持った状態で質問する人は印象も異なります。

長い目で見ても新入社員自身のためになるので、最初から癖付ける意味でも指導しましょう。答えをすぐに与えたほうが時間がかからないケースもあるでしょうが、魚を与えても長続きしないので魚の釣り方を教えるのです。根気のいる指導ではありますが可愛い後輩のために頑張りましょう。

コミュニケーションを取りやすい関係性を作る

新入社員とお互いに話しやすい関係性を作ることは非常に大事です。あなたが威圧感を与えて「怖くて話しかけにくい先輩」として認識されると、新入社員が報連相をためらって大きなミスにつながるかもしれません。指導をする際にも普段からの信頼関係がないとアドバイスを素直に受け取ってもらえません。相手に興味をもって、新入社員自身の性格や価値観を理解するように努力をしましょう。自分自身のことも新入社員にオープンに伝えることで、相手もあなたのことを理解してくれます。毎日の挨拶やきちんと目をみて話す、忙しい時でも面倒くさそうな対応をしない等、基本的なことですが信頼関係を築くには大事です。

新入社員相手だと、たまに邪見に扱って適当にあしらう人がいます。「今忙しいから後にして」と投げやりに言ったり、一方的に「なんでこんなこともできないの!?」と責めたりします。このような態度は信頼関係を築くのに逆効果なので関係値が低下します。本当に忙しい時はなかなか難しい時もあるのかもしれませんが、新入社員だからといって適当に対応して良い免罪符にはなりません。まだ1年目で仕事は上手くできないのかもしれませんが、相手を同僚の一人として尊敬して扱いましょう。(指導の問題に加えて、新入社員がいつかあなたの将来の上司になる可能性もゼロではありません…。人は意外に辛いと思った経験は何年たっても覚えているものです…。)

私も新入社員の指導にあたったことが何回かありますが、最初は本当に大変でした。教える時間もかかるし、なかなか覚えてくれなくてどうしたら良いのか途方にくれました。段々と経験を積むにあたって指導側としてどう振舞うべきなのかも分かってきたのです。新入社員の指導係になった方の参考になると嬉しいです。

最後に、新入社員に指導することはあなたの責任ですが、その新入社員が「仕事ができるスーパー社員になる」という点に関してはあなたには責任はありません。仕事のやり方や社会人としての常識は指導したとしても、その上で本人がどこまで吸収できるかは個人差があります。新入社員といえど、ベースのスキルや吸収の早さ、やる気はかなり個人によって違います。ある程度の仕事の基礎を覚えてくれたら合格点、くらいの気持ちで大らかに構えましょう。

今日も読んでくださりありがとうございました!


サポート頂いた際には、英語や他のスキルを磨くことに使用させていただく予定です。そのスキルはnoteの記事で皆様に還元できればと思います!