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Toilet at Malaysia お尻は拭くものではなく洗うもの。

午後18時30分
チャンギ空港でクアラルンプール行きの便(びん)を待っている私。
待合室の雰囲気は、成田からシンガポールへ来る時とはガラっと人々の種類が変わり、みんな黒っぽい。1メートルほど先にはイスラム系の若い男の子が一人で座っていて私をじっと見てくる。不安そうにリュックサックぎゅっと抱っこして、見慣れない表情でキョロキョロしているアジア人だもん、気になるよね…(笑)
「はぁ…こういうところへ私は行くんだ…」と、その待合室で実感が濃くなり始めた。
ちょうど1時間のフライト中は、明るめの肌のアジア系のお兄さんが隣に座っていた。
畏まった感じで肘掛けを使わずに座るスタイル、そしてマスクをしていたのが私たち二人だけだったので、きっと日本人だろう。スマホをチラ見したら日本語だったのでやはり、そうだ。
(2023年4月)客室乗務員は皆マスクをつけていたが、シンガポール発の便では乗客のマスク着用率は極めて低かった。
成田からシンガポール行きの便ではそれなりの人数がマスクをつけていた。

クアラルンプール国際空港に到着して、ムワッと暑い空気の中トイレの列へ並ぶとまず目に入って来たのは天井の角に設置された1.5mくらいの大きな扇風機。
これから始まる夏生活に心躍る。(本当は、全然踊らない。何もかも腐りそうで不安だよ…)
そして、順番が来て扉を開けるとそこにはこんなトイレが現れた。

マレーシアで私が出会った初めてのトイレさん

うわぁ…こんな感じね。はい、かしこまりました。

トイレットペーパーは無い。
イスラム教の人たちはお尻をちゃんと水で洗うので紙は使わないのだそう。
多民族国家なので紙を使う人も一定数居るため、カミを捨てるための大きなゴミ箱が置かれてある。
菌類の浮遊をイメージしながらできるだけ急いでトイレを出た。
最近のトイレなら紙を流してもいいらしいと後から知った。
そして入国審査ゲートへ歩き出す。

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