【最近得た知見vol.3】運命は偶然ではなく必然の集合体

書きたいネタが止まらない今日この頃。
今日は実験の合間の意味わからない時間に書き始めました。
なんか半導体素材を作るために試料を40分ひたすらに乳鉢でゴリゴリするのですが、2人組なので交代です。相方がゴリゴリやってるのをただ見るのはあまりに人生を無駄遣いしている気がして。

今日のテーマは「運命」

僕の好きな作家さんのエッセイの中の一文で、「人はならざるを得ないものになっていく」という言葉がありました。
これを初めて読んだとき僕は20歳だったのですが、そうじゃないと感じました。
なんだか、どれだけ努力しようとすでに決まりきった何かにしかなれないと言われたような気がして。そうじゃないはずだ、そう思いたかった。
きっと引かれたレースの上を走っていたときだったので強くそう感じたのだと思います。人はすぐ、ないものねだりをするので。

それから2年。ひかれたレールから外れ、このエッセイを読み返したとき、「頼むからなるようになってくれ。」そう思ったときもありました。
運命はずっと前から決まっていて、レールを外れる前と何ら変わらない場所にたどり着いてほしかった。おそらく怖かったんです。
やはり人はすぐ、ないものねだりをします。


今はまた少しエッセイの解釈が変わりました。
「運命」というのはその人が行ったすべての行動から形成されるもの。
本能的な行動によって、偶然が入り込む余地がなく人が結果的に辿り着いた場所を「運命」と呼ぶのかなと思います。それがたとえ最初に思い描いていたものと大きく違ったとしても、それもまた必然の集合体である。

そういった意味で「人はならざるを得ないものになっていく」という言葉は自然に入ってきました。

また解釈が変わるときが楽しみです。

それでは!



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