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【イベントレポート】“デザインを記録し継承するもの”展

良いデザインには温度がある。グッドデザインだけを集めた記録の展示にまみれて、感じたこと。

真夏といっても過言ではない暑さの中、有楽町駅近くで開催されている、こちらの展示に足を運んだ。前々からファストチケットは取得して、コロナ対策もしていると記載があったので安心して向かったが、気温とコロナのせいか、会場には私と同行者しかおらず、途中で来たのも1組だけだったので独占して展示を見ることができた。ラッキー。

過去10年に渡る、Good Design賞の年鑑を展示しているこちらの展覧会。最近デザインに興味があるわたしにとってはとても心躍る展覧会だった。

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1年分の良いデザインを集めた冊子はとても厚く、たくさんのジャンルにおいてGood Design賞が贈られていたことを知った。

プロダクト、イベント、アプリ…さまざまなデザインがあるなかで共通して感じたことは、“どのデザインにも人の温もりがある”ということ。

爪切り一つにおいても、爪を切る人のことを考え尽くされたシンプルなデザインがほどこされている。

デザインは、伝える側だけでは成立しない。届け先がないとただの自己満足でしかないから。

そのことを最近感じる機会が多くて、楽しい。

年鑑を作る工程も展示されていた。チラッと見ただけでもわかる、圧倒的なこだわり。文章や画像の細部にまで書き込まれた赤入れで、Good Design賞への愛を感じられた。

たくさんのデザインを見るなかで、余計なものが付いているデザインはひとつもなかった。シンプルなものが多かった。良いものに触れる機会って自分で探しに行かないとなかなか手に入らないものだから、これからもアンテナ張って生きていこう。

あの年鑑、ほしいなぁ〜…




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