無事かえる


出勤途中の電車の中で気づいた。

カバンの中。

家の鍵が無い!


自宅出た時、確かに入れた。

いつものここに。


思い当たるとしたら、Suica出した時だ。


電車を降りて、会社へ向かう途中

乗車駅に電話した。


落とし物の届けないですか? 

鍵を落としたようなんです!


駅員さんは言った。

「今朝、届け物はありますが・・・」


あった、良かった。


「因みに、どんなものですか?」

「えっと、ピンクで、〇〇ブランドで・・・」

「念の為、お名前をー。何時頃来られますか?」

「では、会社の帰りなので多分、7時半頃にはー」


良かった。

多分、それは自分が落としたキーケースだ。

実物見るまではわからないとしても、確信した。


駅に着くまでの間、

どこかで落としても、拾った誰かに連絡してもらえるように、

電話番号とか住所とか書いておいた方がいいのかな?

いやいや、このご時世、そんな個人情報危書いたら険過ぎる。


無くさないようにするしかないし、

まさかの為にスペアを別の場所に入れておこうか。


などなど頭の中で考えた。


駅に着いて、それが確かに自分のキーケースであることを確認して

ほっとする。


ああ、良かった。

もし鍵が出てこなかったら、窓ガラス割らなきゃ家に入れない。

そんなの嫌だし。


家に入り、一息ついてキーケースを眺めた。


中のポケットに何か入っている。


「無事かえる」🐸のお守り。


あっ。

自分でこんなもの入れていたこと、忘れていた。

初詣で買った、神社のお守り。

「無事かえる」っていう、金色のカエルの縁起物。


おかげさまで無事帰ってきたね。


ありがとう。


偶然じゃないよ。

そんな気がするよ。


ありがとう。(^ ^)








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