Mリーグの牌譜から学ぶフリー麻雀で勝つためのセオリー
ここで言うフリー麻雀とは、0.5の25000持ちの30000返し、ウマ10-30、鳴いてもお気持ちポイント100ポイントが付く赤3枚のルールを想定しています。
勝つための、といっても平均順位2.5を切ることを目標くらいにしています。0.5で2.4切りたかったらこの記事の内容だけでは無理なのでご了承ください。
上がれそうな手牌は目一杯に受ける
麻雀やってると「放銃は罪」という感覚を持ちがちです。点数の多寡を競うゲームにおいて、一人だけ点棒を奪われるわけですから、そう思う気持ちはよくわかります。
そのため、麻雀を覚えてくると安牌を残して、手狭な進行をすることも増えてくるかと思います。
しかし、自分が上がれそうな時。特に上がりの価値が高い手牌ではどうでしょうか。
もし手狭に受けてしまって、上がり逃しをしてしまったとしましょう。それも一つの罪と言えるのではないでしょうか。
Mリーグ 11/5開催 第2試合から
こういうところでひよって7s打たないところが素晴らしい萩原。
日向のこのドラ切りも良いですね。
結果この局はドラポンした小林のツモ上がりとなるわけですが、自分が価値ある手牌の時にこうやって真っ直ぐ自分の手牌都合で進むことはとても大切です。
これなんかも、去年の日向だったら南残して5s切ってそう。素晴らしいですね。
2p切ってください。ドラが出て行く聴牌になったらドラ切れば良いだけです。
でも聴牌した時にリーチを打てるのは良いところですね。ただ、リーチ打つなら即リーチが良いと思います。
不要なドラは切る
目一杯の法則とのコンビネーション。そりゃそうよ。
日向、これは良くない。
現状カンチャン待ちで聴牌ですが、ドラを切れば両面聴牌です。素直にドラを切りましょう。
この系統の話題になったとき、中級者あたりの人だと、親の仕掛けが〜とか、ドラを鳴かれるリスクが〜とか言う人も多いです。
そういうことです。
押すべき手牌で押し、降りるべき手牌で降りる
これも当たり前っちゃ当たり前の話ですね。
良いっすねー。
14pに一発で放銃するかもしれませんが、それでも自分の手牌はこれ。リーチ者に通ってない筋も多い。
行っときましょう。
5p引いて6pもプッシュしましたが、瞬間小林が無情の3sカン。
日向は思った。ほんまこのロボなんやねん、と。
自身の上がりが絶望となった日向は、一見通りそうな7pも押さずに現物を切って聴牌壊し。
自分の手牌の価値が無くなったので降り。素晴らしいですね。
一方の萩原さん。これは降りた方が良いですかね。
親権は勿論維持したい。聴牌料が偉いのも一般に浸透してきている。
とはいえですよ。もうこれ自分のあがりは無いですよ。
更に、小林のリーチに危険牌が通り過ぎてしまった。まともに残ってる筋が14mと58sしかない。索子に至っては6s3枚見え。薄い。
愚形の可能性もかなりある。2pも通ってしまった。
とするとこの8pは普通に危ない。いっそ本線の一つまである。やめときましょう。
役有り聴牌は取る
先と同じ局から萩原
チーテン取らずにツモ山に手を伸ばす…!
赤5pチーしときましょう。リーチ棒も含めて、上がれば3900の収入。不満なわけなし。そもそもこの手配、三色にならないことの方が多いですから。
聴牌取りはどっちで取っても良いです。
でも同じ2900の三色聴牌ならポンテンを取る萩原さん。かわゆす。
面前で聴牌したらリーチを打つ
魚谷の仕掛けが怖いんですね。分かります。流石にあれは両面以上で聴牌してます。
待ちの候補としては36s、25m、47m、58mあたりですか。
でも自分の手牌もドラ1で聴牌しています。
しかもカン2mなんて良形の部類です。リーチしましょう。
さすロボ。
赤5s切ってリーチしましょう。
どーーーーーしても三色狙いたいなら78p外しで。
でもそんなことしてたら速度が遅すぎて負けるんで赤5s切ってください。
総括:基本は自己都合
ごちゃごちゃ書いてきましたが、結局これに尽きると思います。
麻雀って勉強すればするほど、相手の手牌との距離感の掴み方とか、そういうところに目が向きがちです。
そして中級者だと、そっちに意識が向きすぎてしまうあまりに、自分の都合を軽視するミスをしてしまうことが本当に良くあります。
引き出しが多すぎて、正しい順番に開けられていないパターンですね。
フリーでは1番のカモとされる部類です。
ぶっちゃけ0.5くらいのレベルであれば自己都合麻雀だけで平均順位2.5を切ることは可能です。
というか、それくらい自己都合の部分をミスしているプレイヤーが多い、ということ。
まずは自己都合を優先に。そこに他家読み等のアクセントを加えていく、くらいの感覚がちょうど良いのかな、と思います。
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