見出し画像

計画書を夫に出した日

パン屋になりたいんよ、営業許可取ってもいい?

って恐る恐るヨシさん(旦那さん)に伝えた。

それはもう何日も前からドキドキしながら

否定された時の回避方法なんかをイメージしながら

それはもうご飯も食べれない程の緊張感。

結婚して専業主婦になりポカンと空いた時間を埋めようと

趣味でパンを焼き始め

発酵に魅了され

ただ焼きたくて日々焼いていたら

家で消費しきれなくなり、ご近所さん、友人に配る日々。

焼きたいだけなのよ

仕事にしようなんて思ってもなかった。

パンを売ってほしいと言われて

売るには営業許可が要るなぁ

家のキッチンでは取れないなぁ

庭に小さな小屋を建てたらできるかなぁ

そんな妄想を2年ほど続け

イベントの依頼が入ってき始めた頃

本気でパンを仕事にしようと意思が固まったので

営業許可を取ってパン屋になるって

伝えることになりました。


趣味で焼いてるんだろう?

ってきっと思ってるよなヨシさん。

ダメって言われたらどうしようか

でもパン焼いて生きていきたい!

否定されたら

私の人生は終わるんじゃないか?

遠い昔の

公衆電話でしたはじめての告白さながら

心臓飛び出るんじゃないか?

そんな心拍数で

「パン屋になりたいんよ、庭に小屋建てて営業許可とっていい?」

と伝えました。

しばらく無言の後、

「そんな簡単ではないだろ、本当にやりたいんなら計画書出して」

「計画書?_計画書?」

旦那に計画書出すのか?

「あ、うん、わかった」

その場は終了。

計画書ね、書きますよ、3年間の予算も利益も出してつけますよ

「自宅でパン屋をしたい」

そんなタイトルの計画書を作ることになったのでした


続く:

bonbon店主



#bonbonbread

#baker

#パン屋







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?