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吃音持ちだけど、人前で話すのが好き。

吃音持ちだけど、スピーチ上手、にんげんです!

皆さんはスピーチや人前で話すのは好きですか?
僕は、好きなんです!
(人より上手とは言ってません笑)

元々の性格が目立ちたがり屋で、人前に立つことが好きなんです。
そして、斜に構えたところがあって、自分から人前に立つのはダサいって思ってしまうんです。(そういう考え方が一番ダサい😒)
だから、半ば強制的に、人前で話す機会を与えられる、スピーチが
僕は、合法的に人前に出られて、好きなんです笑

吃音者の方はどうでしょう?
僕が、こんな風に、言っているのが不思議に思われるかもしれません。

じゃあ、なぜ僕が人前で話すのが好きなのか、
きっかけとなったことをお話して、
最後にじゃあなんで、吃音持ちなのに人前で話せるのか、僕の考察を
お書きしていこうと思います。
僕の考察は、吃音を軽減させるために役立つものになると思いますので、
最後までお付き合いください!

▶スピーチ発表の成功体験

僕は、中学高校でスピーチの授業で高く評価された経験があって、
それが成功体験になっているんだな~と思います。
僕の中で、スピーチをすること、人前で話すことは、
気持ちいいことなんです。だから、好き。

今でも、スピーチは中学3年のときです。
スピーチのお題も担任の先生も、話した内容も詳細に覚えています。
それほど僕にとっては大きな成功体験だったのだと思います。

そのスピーチ発表は国語の時間で
1つの物語系の読み物があって、それを踏まえた上で
自分の考えをスピーチで話すというものでした。
その物語は環境問題に関するものなので、スピーチの内容も
環境問題なります。

僕は、その物語を読んで、素直に、
「人って欲に忠実な生き物だから、資源を節約しながら使うことは無理だろうな。地球に住めなくなったら違う惑星に移り住むために、今は科学のレベルを上げるために、たくさん資源を使ったほうがいいな」
と思い、それを原稿用紙に書いていきました。
(おそらく昔から機動戦士ガンダムが好きだったのでその影響)

実は、このような意見は僕一人だけで、
他のクラスのみんなは「環境資源は大事だから、大事に使おう」
的なものでした。

クラスのみんなを聞いていながら、
「やべえ、こんな意見なの自分だけじゃん、、。目立てる。。!」
と密かにテンションMAXでした。

そのテンションのまま、自信満々にスピーチ発表したのを覚えています。

結果として、スピーチ発表で僕は今までの人生でもっとも雄弁になり、

国語の先生からの評価も最高点。友達からの反応も良かったです。

これが、僕のスピーチの成功体験です。

▶なんで、吃音なのにスピーチが好きなのか

高校でも、クラスの代表に選べれ同学年全員の前でスピーチをしたし、
大学の卒論発表もたくさんの人の前で発表しましたが、
緊張はしたけど、楽しかった思い出です。

普段の日常会話では、たまに吃音が出て、困るけど、
スピーチの時はあんまり出ません。
なぜなのでしょうか。僕も不思議でした。

ちょっと考えてみると、
やっぱり吃音を軽減させるためには、気にしない状況をいかに作ることが大事だなと思います。

というのも、スピーチ中の僕の心の中は、
緊張もありますが、それ以上に「人前で話したい!目立ちたい!」っていう
ワクワクでいっぱいです。
心の中に、吃ったらどうしようとかっていう雑念はありません。
もちろん、スピーチ中吃音が出ることは多少あります。
でも、積み重ねてきた成功体験のおかげで、そこで焦ることなく、
もち治せるのです。(吃音の症状がそれ以上悪化しない)

吃音を気にしないようにしようと思っても、気にしないなんて無理です。
「吃音を気にしない」という時点で気にしています。
だから、今の状況を楽しむ、味わうことが大切だと思います。
スピーチ中の僕はまさに、そういう感じです。
吃音の不安を感じる空きが僕のこころの中にありません。

なので、僕が吃音対策でやっていることは、1つで、
今の状況、今の自分の感情をそのまま感じて、自分のしたいようにするということです。
たとえ吃っても、気にしません。仕方ないので笑。
だって、玉ねぎを切って涙が出た時、いちいち悲しくならないですよね?
なぜかというと、それは当たり前のことだからです。
吃音者の僕らが吃るのも同じです。
DNA的にどっかが普通とは違っていて、時々吃る。ただそれだけのことです。
だから、そんなことは気にせず、今を感じて、生きる。
それしか、できないのではないかと思います!

最後まで、お付き合いありがとうございました!

また明日、書きます。

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