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今日の投資経済ニュース 21.11.12

皆さんこんにちは。ボンバです。
さて、今日の気になるニュースを紹介します。

SBI、防衛策発動ならTOB撤回 新生銀は出資受け入れ候補と協議

インターネット金融大手SBIホールディングスは12日、新生銀行の買収防衛策発動が臨時株主総会で決議された場合は、同行に対するTOB(株式公開買い付け)を撤回すると表明した。

一方、新生銀は、SBIとの統合効果はわずかだとし、複数の友好的な出資受け入れ候補と収益強化策を協議中だと明らかにした。双方が、預金保険機構からの質問状に対する回答書で公表した。

 SBIは、新生銀株の48%を上限として買い付けており、TOBが成立すれば、企業価値向上の道筋が付いた段階で銀行持ち株会社の認可を取得し、過半数の株式取得も検討すると説明。また、買い付け価格を1株2000円から引き上げる考えはないと改めて主張した。

これに対し、新生銀は、消費者金融など利益貢献が大きいノンバンク事業の評価や将来の買収戦略の効果などを反映した場合、企業価値は最大で1株3355円になると試算した。具体的な水準を初めて示し、SBIに買い付け価格の引き上げを求めた形だ。

新生銀行は買収防衛策を検討していますが、の企業価値向上案を示していません。
現在、新生銀行の株価は1830円となっていますが、このままSBIがTOBを撤回すれば、新生銀行の株価はTOB提示前の水準である1200〜1300円程度に戻ると思われます。株主の多くは株価下落を甘受してまで新生銀行の防衛策発動に賛同しないと思われます。
もしかするとそれを見込んだSBIの策かもしれません。
SBIはかなり相手の手を読んで戦略を練っているように見えて、面白いと思います。

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