✈️3:スペイン(中編)

3日目はマドリードからスペイン南部コルドバへ向かった。
コルドバへの道中、ラマンチャ地方(スペイン中部)を通ったのだがそこで白い風車群を見に行った。ここがドン・キホーテの舞台だ。
バスを降りて小高い丘を登り風車に近づくと強風が吹いていた。友人と自撮りをしても髪が荒々しくうねっており映えとは…と落ち込んだ🥲
添乗員さんが気を利かせて風車の前で撮影してくれた事で無事まともな写真を撮ることができた。


その後コルドバへ。
旧ユダヤ人街にある花の小径へ向かった。白い壁の住宅街の窓やバルコニーに花や植物が飾られており沢山の人が写真を撮っていた。花の小径は当時購入していた「ことりっぷ スペイン」の表紙になっていた光景だったので知っていたが実際の小径は世界各国の観光客で溢れかえっていて写真とは印象が違っていた。
写真を撮るにも急いで撮ったものばかりで後から見返して感動した。


スペインは今ではキリスト教が主な宗教になっているが中世期のコルドバはイスラム王朝の主要都市だった。その為コルドバの街の印象は「イスラム文化とカトリック文化がミックスされたような不思議な街」だった。日本で言う和洋折衷みたいな感じ、といえばいいだろうか。和室に西洋家具が置いてある感じ…。コルドバのメスキータという教会がまさにそれ。昔はモスクとして使われていた場所が現在では内部が教会として使われているので、一般的な教会とは違っていて驚いた。

添乗員さんの説明を聞きながらツアー客達と街を歩いている時、私だけジプシーの女性達に囲まれた。オリーブの葉を渡され、(えっ、歓迎の印かな?)と受け取ったらオリーブの葉を持ってないもう片方の手を取られ、話しかけられた。
手相を読んでいるみたいで手を見ながらずっと何か言われている。(歓迎の印に手相まで無料で読んでくれるんだ…🥺)と感動しつつ早口で言語も分からず友人とぼーっとしていると、ツアー客の1人の女性に腕を引かれてジプシーの女性達から離された。
ハッとして周りを見ると同行していた現地ガイドさんが『アブナイデス、ハナレテクダサイ』と私に注意してた事に気づいた。
急いでオリーブの葉をジプシーの女性に返して離れるとジプシーの女性は諦めたように離れていった。
現地ガイド曰くスペインにタダなものはないから葉っぱを渡して手相を読んだ後にお金を請求してくる、だから気をつけて、とのことだった。
海外にはタダのものはほとんどないと思った方がいいと事前に聞いていたがほんとなんだ…と初めての経験に驚いた。この経験はこの後の旅行で生かされるようになった。
助けてくれたツアー客の女性にお礼を言い、ツアーに戻った。


4日目は朝からセビリアで市内観光。滞在時間が1〜2時間と少なかった為あまり記憶がない…💦
闘牛場近くのお土産店でポストカード買ったり、スタバでクッキーと紅茶わ注文したはずが英語で早口に何か説明され、あまりよくわからないままYesと答えていたら飲み物と一緒に何故かコーヒー豆を買っていた……そこでやっとコーヒー豆もいかがですか?と聞かれていた事に気づいた。私はなんておっちょこちょいなんだ…。

セビリアで市内観光をした後、バスに乗りロンダへ向かった。ロンダは世界遺産になっている断崖絶壁の街だ。
切り立った崖の上に街があり、崖の下は壮大な景色が広がっていた。あまりにも渓谷が深くて地震が起きたらどうするんだろう、と少しハラハラした。
行った当日、天気があまり良くなく街は曇っていた。景色を一通り友人と撮影した後、風も強かったので友人とバルかレストランに入ろうとぐるぐるしていたが結局マックを食べた。スペインに来てマックを食べることになるとは……今思えばもったいない事をした💦
しかしマックはどこの国も味は一緒で久しぶりの馴染みの味にホッとした。スペインに来てから一度もお米を食べていなかったので日本で食べたものが恋しく感じていた頃だった。


ロンダでは旧市街、新市街を行ったり来たりしつつ、ショッピングをして回った。ハンドメイドで作られた玩具のお土産店で友人はピンクのバス、私はイエローのバイク🛵を購入。
これがすごく可愛くて5年経った今でも玄関に飾っている。ロンダに行った際はぜひハンドメイドのお土産店に寄ってみてほしい。

3日目からバスの運転手が変わり、大人しい雰囲気の運転手から陽気なスペイン人のおじさんが運転手になっていた。この運転手さんが冗談が大好きな面白い人で、このツアーに参加した人みんなが彼のことを大好きになっていたと思う。ロンダで観光が終わった後バスへ戻るとおじさんはバス外で歌ったり、道行く人とお喋りしていた。私達を見るとスペイン語で話しかけてきた。観光はどうだった?などと聞いてるのだと思うが友人も私もよく分からず日本語で返していた。笑


ロンダから移動し、コスタ・デル・ソルにあるホテルに到着した頃はすっかり夜だった。少し時間も遅く、レストランも閉まってしまい、日本から持ってきたカップ麺を友人と分け合った。トイレットペーパーとカップ麺や小分け味噌汁を持っていくといい、と母は言ってたがほんとにその通りだった。持って行って大正解。
それでも食べ足りなくて近くのスーパー(スペインではメルカドという)にお菓子や飲み物を買いに行った。
マドリードでも小さいスーパーに行ったがここは大きめのスーパーだった。日本のAjinomotoのカップ麺に日本を感じて嬉しくなった(だが買ってはいない😅)
スペインのスーパーは生ハムが安く、友人と生ハムとチーズ、そしてチョコ菓子とザクロジュースを購入。ほんとに安かった思い出はあるが値段を覚えていないのが悔しい。









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