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✈️2:ニューヨーク①

小学校2年生の時、母の貯金が貯まり、旅行に使おうという話になった。
ニューヨークのハロウィンパレードが見たいという母たっての希望で父・母・妹・伯母含め5人でニューヨークへ飛んだ。
10/30にニューヨークへ到着し宿泊はモーテルへ。古いモーテルだったのでエレベーターが古く、自分で扉を閉めるタイプだった。
部屋は広く、2部屋付いていたので1部屋は伯母が、もう1部屋は4人で泊まっていた。

観光した場所はアメリカ自然史博物館、トイザラス、セントラルパーク、ブロードウェイ等だ。他も行っていたが疲れて寝ていたりした為実はあまりよく覚えていない。
自然史博物館は広く全ては回りきれなかった。展示物の大きさや博物館の広さにただただ驚いた。古代エジプトのエリアに行くと、幼いながらにミイラを恐ろしく感じ、急ぎ足で博物館を出た。その後暫く夢に出てきて悪夢にうなされたので、ミイラと自然史博物館に対してあまり良い思い出が抱かなかった。笑

だいぶ前に閉店してしまったが、トイザラスへも行った。とても広く、お店の中に18mの観覧車や全長5〜6mの恐竜のロボット、バービー人形のドールハウス等、規模の大きさに感動した。
当時、ディズニープリンセスのオーロラ姫が好きだったがオーロラ姫のグッズがなく、アリエルのポシェットとパワパフガールズの歯ブラシを購入。妹とお揃いだった。

2日目の夜はピザ屋でピザを食べた。アメリカ人は1人1枚ピザを食べるというがピザはとても大きく、5人で1枚を食べたがそれで充分だった。日本で食べるピザも美味しいがアメリカのピザの美味しさに驚愕した。チーズたっぷりで伸びが良い、そして一切れが大きくジューシーなのだ。
帰国後もしばらくピザを食べる度に家族でニューヨークのピザの話をしては恋しがる日々が続いた。

街はハロウィンムードでどこに行っても私と二つ下の妹はお菓子をもらえた。お菓子をもらいすぎるあまり、大きめのカゴを購入したくらいだった。もらうお菓子はアメやグミ、チョコレートがほとんどで、帰国後も暫くおやつには困らなかった。

ハロウィン当日。夕方からパレードがあり大通りは人で溢れかえっていた。
妹が父に肩車してもらいパレードを見ていた為、私は人混みを縫って1人最前列でパレードを見ることになった。

気づいたら同じ年くらいのアフリカ系アメリカ人の男の子が横にいた。お互い話すでもなくパレードを待っていたが、途中警官が話しかけてきた為話すことになった。警官が先に男の子に話しかけ、私に話しかけてきた。まったく言葉が分からず男の子の見よう見まねで返事をしていた。
返事にはなってなかったはず😂
子供2人が前で見ていたからか色んな大人に話しかけられたが意味が分からず愛想笑いをしていた思い出だ。
パレードの仮装はクオリティが高いものばかりでかなり怖かったが仮装した人達は子供に配る用のお菓子を持っており、最前列で見ていた私と少年に渡してくれた為、後半は怖さを感じなくなった。
帰りのメトロでは仮装した人達で溢れかえっており、モーテルに戻るとテレビのニュースでパレードの様子が放送されていた。これがニューヨークのハロウィン、映画の中の世界みたいだった。

最終日はセントラルパークとブロードウェイミュージカルを観劇に行った。
秋のセントラルパークは美しく、紅葉が綺麗で🍁リスもおり、動物園以外で見る野生のリスに驚いた。
ブロードウェイは「美女と野獣」を観に行ったのだが、日本でもアニメーション映画が有名だったからか日本人家族も沢山来ており、日本語が聞こえてきた。
もちろん全編英語の為言葉は分からなかったが映画は日本で視聴済みだったので内容は理解できた。父母は横にいたがふと顔を見ると2人とも寝ていた笑
疲れていたのだろう。

翌日は朝から帰国の準備で忙しく、観光はほとんどせずに空港へ向かった。

私は4泊5日の日程だったこの旅で海外に住む、という憧れが増したのだった。

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