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シェアをする生活

返信はこまめにしてから、急に3日くらい空ける、という恋愛的なテクニックがあるらしい。
と言ったら「それやってモテてた友だちは未だに結婚してない」という話をされました。

なるほどね。
志邑です。

いなフリ中は大勢が共同生活している状態になります。

一人部屋もあるけど、キッチン、お風呂など、基本的に共用。
そもそも、日中はず〜っと一緒で、十数人が集まって、講座を聞いたり作業したり。
慣れない環境にやってきて一ヶ月、難しいことしたり、一生懸命案件を取ったり、色々やるわけ。

ぶっちゃけ、絶対疲れる。
疲れてないと思ってもめちゃくちゃ疲れてるんですよね。

私は金谷に来る前から、ルームシェアをもう3年以上やっております。
今までのnoteの記事にも何回か登場していますが、大学の同期でオタク友だちと現在も暮らしています。

なので、いなフリに参加してからよく聞かれるわけ。
「ルームシェアって大変じゃない?」

「よく続くね」とか、
「なんかルールとか決めてんの?」とか、
何はなくとも普段から、ルームシェアを長いことしているというのは結構珍しがられます。

周りでも、喧嘩して解消したとか、そのまま絶交!なんてのも聞く。
他人同士が暮らし続けるというのは、よっぽど気が合わないと大変です。

でも私と同居人も実はそんなに気が合わないと思っていて。

生活のサイクルが違う。
部屋の片付いてない時の気になるところが違う。
間取りや家具のこだわりポイントが違う。
料理のスタンスが違う。
私はかまってほしいタイプ。
同居人は(きっと)ほっといてほしいタイプ。

生活していく上で、最初に分かっていたこともありますが、分かってないことのほうがいっぱい。

それを乗り切るために、私達は「ルールらしいルールを決めない」ということだけ決めて同居を始めました。

代わりに、3つ「意識すること」を決めました。

・料理当番や掃除当番は決めない。気づいたほう、暇なほうがやる。
・その代わり、家事をやったら報告する。報告されたら褒める。
・家に関する相談(家具・家電の追加購入、模様替え、ルール、不満とか)は、必ずきちんと話し合う。

この3つのルール(なのか?)、お互いへの思いやり、というより「自分がどう暮らしたいか」をきちんと主張することに重きを置いている、のだと思ってます。

そんで今度は、家事当番決めなくて部屋どんどん散らからないの?って聞かれますけど、不思議と人が住める状態を保てています。
でも実のところ、ふたりともそんなに掃除が得意じゃない。

そこで、我々が日ごろどうしているか考えてみた。

①まず「そろそろ掃除しないとやばくない?」と声に出して言う。大体「それな」ということになる。
②今日はムリだわ!てなったら(大体今日はムリ)、今度掃除する日の予定を合わせる。
③その日になったら、朝から「やるぞー」「頑張るぞー」って言いながら、昼過ぎぐらいから掃除し始める。(各々やる気出たタイミングで)
④一個なんか進むたびに「これ終わった!」「天才!」って言いあう。
⑤片付く。

片付きましたね。

あとは友だちが来る、とかあると自然とこの流れに乗せられます。
ふたりとも友だちがいてよかった。

褒めるとか、やるぞ!とか、「褒めようね」「やるからね」っていうのを宣言しておかないと、人って結構なんもしない。
家事とかも、できて当然じゃなくて、できる人はめちゃくちゃすごい!
そういう認識がお互いに一致してる。

つまり、
言わないとわからない!だから言おう!
これで、共同生活はなんとかなるんじゃないかと思っています。
こういうことって当然すぎて忘れちゃう。
でもいま思い出したので、私、天才です。

いなフリもそんなルールらしいルールないけど(もちろん施設利用に関してのルールはあるとして)、グランドルールというのがある。
そのひとつに「否定しない」というものがありました。
何ごともポジティブに捉えると、視野が広くなって、人間関係も広がる。

人と一緒に生活を送る、社会をやっていく、というのは、大小に関わらず褒めが大事。ポジティブ大事。
同居人とお互い褒めまくって、自分のことも褒めて、これからも仲良く健やかに暮らすぞ。

帰るまでちょっと待っててね!

ちょっと我が家が恋しくなってきた中盤戦です。

それと、風がつよいなか、今日も夕日を見てきましたよ。
海の空気は塩辛かったです。

今までで一番ちゃんとした「いなフリ話」したかも。笑
志邑左記でした。Salut!



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