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滝の音

ジョギング用の靴持ってきたのに一回も走ってません、志邑です。

実はプチ特技がありまして、わたし百人一首が全部言えるんですね。

取るのは全然速くないんですけど。
中学生の時、学校行事のために頑張って覚えたんだけどね、みんな百人一首大会とかってそんなやる気出さないから、普通。

速くなくても学校1位取れちゃったっていう。

その代わりめちゃくちゃ記憶頼みだったので、結果今でも百首言えるんです。

元々百人一首大会で優勝しよう!って思ったきっかけは自分の名前でした。
名前に「紫」って入ってて、紫式部が由来なんだよ、って言われてて。
紫式部みたいに、賢い子におなりよ、ということでした。
それで紫式部の歌を覚えたのが最初。
百人一首に入っているのは、恋の歌ですね。

そんな些細なキッカケではあるけれど、そこからは授業もそっちのけで、ひたすら国語便覧を眺め、優勝に至ったわけです。

私、ぜーんぶ覚えた百人一首の中で特に好きなのがあって

滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ

55番、大納言公任の作品です。

「滝の音が聞こえなくなってだいぶ経つけれど、評判だけは世の中に流れて、今日まで知れ渡っている」
みたいな意味です。たぶん。

中学生の私はね「あーこういう滝みたいな存在になりたいな〜」って思ったんですよね。

何かでなんか名を残したいなあ、っていう気持ちはその時からずっとあったのかもしれないなって思います。

滝の音は、とても水が豊かでとても轟音だったと思います。
それだけ立派だったから、水が枯れても名だけは轟いている。

いつかそういう人になれるように頑張りたいなと思います。
いま、頑張っています。

頑張るぞ!
志邑左記でした。Salut!

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