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小説・詩

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小説、掌編、ショートショート、三題噺、「物語」と名のつくことばたち。 詩は、内側からあふれでる、風景や身体の本質的なことばの集合体。
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#詩

台所

昭和硝子の嵌った台所の窓のところに、ずい分水気が飛んでどす黒くなったしょう油。 何年も動…

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日常

ベランダにならべた プランターのプチトマトの 花がしおれていくのを眺めている 毎日 プチトマ…

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海へそそぐためのソナチネ

みみず腫れを指の腹で撫でつけて 私と夕景の境界線を消す 稜線は朱鷺色に発光し 民家の土壁を…

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春のひかり

螺鈿のイヤリングを揺らして 君はブランコに乗っていた 涼やかな顔は春の夜風によく似合ってい…

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食渣 (しょくさ)

家へ着くとブレザーを脱ぎ捨て ネクタイを引き抜いてそこらに投げる わたしは袖を煩雑にまくり…