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お寺でこそグランドルール(BM2)

今日は「行いがわたしを導く時間」のグランドルールを模造紙に書いた。

マジックとか、色鉛筆とかを使っていると学生になったようで、楽しい。

そもそもこれをみんなで書く「行い」をワークにすればよかったか・・・。

この会議やミーティングで用いられるグランドルール、

私はリヴオンさん主催の「僧侶のためのグリーフケア講座」で知った。

お寺でグランドルール?と思う方もおられるかもしれないが、お寺でも会議やミーティング的?な場は結構ある。お寺同士が集まった教区というような組織もあるので、組織内の会議もあれば、うちは真宗寺院なので法話のあとに座談会というミーティングではないが、皆で法話をお聴きした後にお話について意見を交換したり、感想をのべたりするような場は結構ある。

しかし近年、その場の作り方に疑問をもつことが増えていた。

身近な事だと、お寺でそのような場を開いた際、「何かしらの発言を促されたり、ここを読んでください。」みたいな呼びかけがきつかったため、その後一切そのような場には来られなくなった方がいる。といった例や、自分自身も場の雰囲気が怖すぎて、正直な意見が言えない、ということがあった。

そんな場をどう整えていくかに、グランドルールはとても役に立つ。

今回私が模造紙に書いたのは、「フラット(水平的)な関係を大切に」、「ここでの話は外部に持ち出さない」とか、「パスもオッケーです」という決まりごと(ルール)。最初は文章で読んでいたけど、この度、模造紙に簡略化して高齢の方にも一目で伝わるように変えた。

使用するのはもう少し後なので、まだ効果はわからない。でも、私自身がリヴオンさんで学んでいる時に充分に効果を理解している。

もしかしたら、昔はお寺でもそういう決まりごとは持っていたかもしれない。もちろん今も共有をかかさない場もあると思う・・・。

お寺に出向いて心地よい場ではなかったと思って帰られるのは、とても残念なこと。グランドルールというようなカタカナ用語で書き出したものの、リヴオンさんでは、「大切にしたいこと」という表現をされている。「この場での決まりごと」というような表現でもいいと思う。

ちょっとしたヒントを社会の中から拾って、お寺の中に生かしていく、これはこれからもっともっと大事になってくる。トライ&エラーで、できることはやって行こう。


今後お寺の坊守【BM】を盛り上げるための資金にいたします。