幸せってなんだろう④

来てくれて　ありがとう

の続きだよ

①から⑤の欲求の構造は
ピラミッド型△をしていて
ピラミッド△の底辺から⬆頂点に向かって
一番底辺で質量の多い部分が
①生理的欲求

続いて
②安全の欲求

少しずつ量が減って行き
③所属と愛の欲求

もっと量が減って
④承認欲求

さらにさらに少くなって最後が
⑤自己実現の欲求

ピラミッド型の△が
逆三角▽では居られない
人間も生き物である以上
生きるために欲求をみたさなくては
待っているのは死という事になってしまう

生きるために必要な
①生理的欲求
が満たされていないと

生きることそのものが難しい
心身ともに健康から
かけ離れていってしまう

ところがどういうわけか
この欲求は人間特有の行動や考え方に
よって歪んでしまったり
忘れられてしまったり
ないがしろにされてしまったりする

【例えば】
◆他人から良く見られる為に
　(③所属と愛の欲求)

　痩せてきれいになりたい思いが
　エスカレートしてしまったり
　間違った方法をとって
　過激なダイエットをしてしまう

　すると
　欲求のバランスは
　△の底辺を守る
　①生理的欲求が減ることで
　③所属と愛の欲求を支えることが
　できなくなってしまう
　身体の状態は悪くなり
　心は疲弊してしまう

◆他人から認められる為に
　(承認欲求)
　
　睡眠時間を削ってまで
　SNS に興じる
　エスカレートして
　止められず
　休めない

　するとやはり
　バランスは崩れる
　△では無くなり
　▽に近くなってしまうと
　全く安定しない
　身体の状態は悪くなり
　心は疲弊してしまう


このように
不健康な行いで
欲求のピラミッドは崩れ
幸せは感じられなくなってしまう

大人たちは子ども達の健康を心配して
あれこれうるさく言うかもしれない
うざいだろうね

特に人間的な感情や
自己の確立が進んでいる
最中ならばなおさら
イヤでしょうがないし
めんどうくさいし
うざい
って思っても仕方がないと思う

忘れないで欲しい事は

①生理的欲求がすべての土台で
それを減らすと言う事は
ピラミッド△の大きさそのものを
小さくすることでしか
安定しないという事だ

欲求は小さく
幸せも少く感じるとは
どんな状態だろう

例えば
ひどく風邪をひいている時を
思い浮かべてみるといい
健康を害して行くと
自然と
他の欲求というものは
相対的に減って行くものだ

熱が出て寝込んでいるとき
お腹が空いて焼肉が
食べたくなるという人はあまり居ない

生理的な食欲を削り
睡眠という生理的欲求を残し
休息することが生きる為に必要となる

そんな苦しい時に
誰かから良く思われたいとか
誰かに認められたいとか
思ったり考えたりする余裕など
無くなってしまうものだ

結果的に
看病されていることで
②安全の欲求と
③所属と愛の欲求が満たされることは
あるかもしれないが
自らアクションを起こすことは
まずないだろう

少しづつ回復してくると
食欲が戻って来て
食べたくなる
食欲と睡眠欲が満たされると
かなり土台が安定してくる
そうなって初めて

今頃友達はどうしているだろうかと考えて
早く一緒に遊びたいとか
早くみんなに会いたいなどと思えたりする
(③所属と愛の欲求)

ところが
まだ健康を取り戻していなければ
②安全の欲求を満たす事ができない

熱があるのに
外出するのは
安全とはとても言えない
身体の状態が悪く
自己コントロールが利かない状態で
出掛ければ風邪がひどくなることもあるし
出先での出来事にも対応する事ができない

風邪が治り
①生理的欲求と
②安全の欲求
が満たされて初めて
③所属と愛の欲求を
求めそして満たす事ができる
その先に
④承認欲求があり
さらに⑤自己実現の欲求が存在している
というわけだ

どうだろう
君は
健康を維持できているだろうか
身体の調子と
心の調子は整っているだろうか
それは君を安全にする第一歩なんだよ
自分の身を自ら守るための
最低限必要な事が健康なんだ

①生理的欲求がきちんと満たされていると
あらゆる場面でとても強い

食事　睡眠　排泄
まずはこの3つを確実に満たして行こう

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次回は
④承認欲求について
一緒に考えてみよう

この記事は2019年3月、間もなく思春期を迎える息子への手紙としてアメブロに残したものです。

https://ameblo.jp/bombomcat/entry-12449006006.html