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階段を登った子どもたち 兄ちゃん編

兄ちゃんの成長

陸上部、中1、種目 走り高跳び

昨日、初めての公式戦に挑んだ兄ちゃん。兄ちゃんが、どうして走り高跳びをやっているのか。

小学校にも陸上部がありました、体力テストの走り幅跳びの記録が良かったので、小学校4年生の時に兄ちゃんは陸上部に入りました。一応大会なんかもあって、足の早い子なんかが選抜されて大会に出ておりました。大会に出られるのは5、6年生のみ。4年生は練習参加だけでした。ジャンプする事が得意だった兄ちゃんは学校で走り高跳びや、走り幅跳びの練習をさせてもらえるのが嬉しくて、5年生になったら大会に出るぞ!と意気込んで練習しておりました。中でも走り高跳びは、練習すればするほどバーを越えられるのが楽しくて夢中になりました。


迎えた5年生の陸上大会の数週間前に、次男のクラスで水疱瘡を発症した子が居ました。もちろんその子はその後学校を休みましたが、なんと、予防接種を受けていたにもかかわらず、次男が水疱瘡を発症。→同じく、予防接種を受けていた兄ちゃんも水疱瘡を発症。それが陸上大会の2日ほど前でした…。泣く泣く諦めた陸上大会。本当に悔しくて悔しくてたくさん泣きました。水疱瘡という感染症の辛さと、大会に出られなかった辛さのダブルパンチで、毎日毎日、泣いて…グズって…落ち込んで…。

病院で言われた事は、水疱瘡のワクチンは2回摂取になったとの事。わが子たちは1回しか摂取できていなかったのです。水疱瘡ワクチンは任意接種ですので、行政から連絡が来るわけではなく、自ら病院で予約を取ってワクチン接種するのですが、その当時は1回でOKだったのか、はたまた引っ越して病院が変わってしまった事で2回目の摂取の必要性を、私が認識できない事が原因だったのか…。とにかく十分な抗体が無いまま水疱瘡と接触させてしまった。母の痛恨のミスにより、子どもたちには辛い思いや苦しい思いを強いることになってしまいました。


それでも、まだ来年があるじゃない。6年生でリベンジしよう!と気持ちを切り替え、翌年に希望を持っていたけれど…5年生の終りにはニャロナ、そして春に行われるはずだった陸上大会はもちろん中止。

悔しい思いを抱えたま、3年目の夏を迎え、やっとの思いで公式戦に出場を果たした兄ちゃん。もうね、親としましては、記録なんてどーでもいいんです。どーでもいいとか言ったら兄ちゃんには失礼なんですけども、だけどね、本当に記録とか結果とかそんなものは大した意味は無いくらい、出場する事にとてもとても大きな意味があったと感じております。

兄ちゃんが小学校の卒業文集で書いた作文には、「陸上大会に一度も出ることができなくてとても悔しい思いが残っているから、中学に行って必ず陸上部へ入り、走り高跳びで、陸上大会に出て無念を果たす」という内容が書かれています。そんな思いを抱えて練習に励んできた兄ちゃんの初公式戦。

え?泣いたのかって?
泣いたよねー。すぐ泣けてきちゃうよねー。やだねー。おばさんの涙腺ってパッキンがダメになってる蛇口みたいなもんですにゃ(T_T)


当の兄ちゃんはどうだったのかと言いますと。

超絶ガチガチのカチンコチンで、ビビりまくりの、ひよりまくりの、チキりまくりでございましたwww

σ(T_T) 兄「もう隠れたかった…どこに行けばいいのか分からないし、誰も知ってる人いないし、知ってる人来たと思ったら3年の先輩しか居ないし、他校の人達もみんな3年生だったし、1年はオレだけだったし、しかも、160cmはパスしますとかいう人に囲まれて、オレ130cmスタートだし…もう消えたかった…」

σ(T_T)「なんで3年生ってあんなに怖ぇんだろ…体もデカいしさ、めっちゃ飛べるしさ…オレ何もできなかった…ヤバイよ本当に。人生であんな怖い思いしたの初めてだよ」

別に何か怖い事言われたわけじゃないんでしょ?お母さん見てたけど、あんた誰ともしゃべってなかったし。

σ(T_T)兄「オレ…1人に弱かったんだ…誰も居ないってめっちゃ怖かった。実力差の圧がすげぇんだもん…」


中学生の時、お母さんも同じような事思ったなぁ。たった2つしか年は離れてないのに、すごく大きくてカッコよくて、とっても上手いし、敵わないなって思うんだよね。実際に3年生になってみるとそうでもないんだけどね。下から見上げてる時ってそんな風に感じるものよね。小学校にいる時は2つ上の上級生だって普通に遊んでもらってたけど、部活の先輩って特別な感覚があるよねぇ。しかも今回は他校だったんだからなおさらだ。怖かったね。よしよし。
練習時間?待機時間みたいな時間にみんな飛んでたから兄ちゃんも練習で飛んでおいたら良かったのに。せめてその場でジャンプするとかして、体を動かせると良かったよね。


σ(T_T)「マジで本当に怖かったんだからね!歩幅を測るので精一杯だった…動く事もできなかった…なんなんだあの圧は…オレ小さくなりたかった…」


www小さくなってましたよー。ベンチから動かなかったもんね。それでも試技になったらちゃんと並んで手を上げて飛んでたじゃない!大したもんだよ!130cm、135cmと両方飛べたし、140cmも惜しかったじゃない。あれは多分次は飛べるよ。

σ(゚n゚ )兄「まあ、あれですよ、とにかく自己ベストなんでね、次の大会は多分、3年生居ないと思うし、新人戦には1年しか出ないって言ってたし、イケるっしょ。2回目の大会はもう少しやれそうな気がするよ」


次はさ、アップできるようになるといいね。

σ(゚∀゚ )兄「それだなー。オレガチガチ過ぎて体がおかしいもん。ほとんど動いてないのにめっちゃ疲れてんの。マジでやべえ。何でこんなに疲れたんだろー。やっぱ3年すげぇなぁー。オレも早く3年になりたいよ」

他校にも恐れられるようなめちゃめちゃ飛べる先輩になるべく、部活の無い日は自主トレだなー。庭の畑を潰してトレーニングエリアでも作るか。

σ(゚∀゚ )兄「うぉー!それいいね!戸部選手みたいなトレーニングやりたい」


今は畑の場所、ピーマンとナスとかぼちゃとズッキーニとサツマイモが植わっているけど、日当たりが悪くてその場所はあまり育たない。野菜は育たないけど、兄ちゃんが育つかもしれないぞ!秋には収穫が終わるから、そしたら慣らしてあげよう。競技場みたいなゴムの地面みたいなのってDIYできたりしないのかなぁ。雑草防止にも良さそう。どなたか、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授下さいm(_ _)m

何はともあれ、小学校から抱えていた悔しさは吹き飛んだそうですが、新たに思うように飛べなかった悔しさを持ち帰った兄ちゃん。試合の度に成長しそうです(о´∀`о)

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