ペットが与えてくれるたくさんのこと

３匹の子ねこと、２匹の成猫。5匹もの猫たちとしばらく暮らしてみるといろいろな幸せや、発見、そして大きな学びと成長が待っていた。

猫以外のペットでも同じような事がきっとあると思う。

子どもたちに与える影響はとても大きい。我が家の次男は発達障害の特性と、末っ子なこともあって、人間関係に苦手が多かったり、小さな命に対しての扱い方を学ぶ機会に恵まれていない。

命に対してどう接するのか

5匹の猫たちは上手に教えてくれる。

子どもたちも、私達夫婦もその尊さを学び、幸せをもたらしてくれる猫たちに感謝する。

ニャロナ休みの間にペットを家族に迎えた家族が周りに増えた。命の尊さを学ぶいい機会に恵まれたのだと思う。

ペットが人を育ててくれる。言葉の通じないペットに対して謙虚になれる。言葉だけではない関係性がそこにあること。同じペットの同じ状況を見ていても、人によって感じ方や捉え方が違うこと。様々なケースを学ぶためのチャンスに恵まれる。

恵まれるとはそう言うことだと私は思う。

恵みは、すでにできあがったちょうど良いものとは限らない。それが子ども達に猫たちを通して伝わっていく。

5匹の猫と暮らして、次男は理不尽なことに対する耐性をつけていく事ができるようになってきた。出会い、別れ、お世話、生傷も絶えないし、自分の事を後回しにしなくてはならない事も多い。『お兄ちゃん』になるには年齢を重ねるだけでは叶わない。4匹の妹と、1匹の弟。彼らのおかげで末っ子が『お兄ちゃん』に近づいて行く。経験ほど深い学びは他にないもの。君はきっと立派な『お兄ちゃん』になるよ。