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おねしょのお話し② 夜尿症を小児科で相談 生活習慣の改善とは?

今回も、おねしょについての詳しいお話しが続きます。全4回(2/4)

猫写真をお楽しみの方々は、内容はスルーしていただいてOK です(ФωФ)(●ω●)猫たちを愛でてくださると嬉しく思います。

の続きです。

三年前に小児科でもらったパンフレットを参照しています。下記の、夜尿症ナビの運営元が出しているパンフレットでした。

夜尿症のタイプ

夜尿症には、多尿型、膀胱型、混合型の3つのタイプがあります。


多尿型

一晩の尿量は、普通200cc以下ですが、250cc以上ある場合を多尿型といいます。

このタイプは、比較的身長が低く、二次成長(思春期の兆候)も遅れがちで、習慣的に水分を多くとっている傾向があります。

また、抗利尿ホルモンという『尿を濃くして、尿量を少なくするホルモン』の分泌が夜間に低下しているケースが見られます。


膀胱型

夜間の尿量が少ないのに、膀胱が小さい為に夜尿をしてしまいます。

おしっこをためるの力が弱いのが特徴で、がまん尿量が少ない場合を膀胱型といいます。

このタイプは、日中もおしっこが近く、冷え性を伴っていることが多い傾向があります。また、日中に、パンツにおしっこを漏らしてしまうこともあります。


混合型

夜間の尿量が多く、しかも膀胱が小さい場合を、混合型といいます。混合型は、多尿型や膀胱型より重症のタイプと言えます。

夜尿症の病型の見分け方は?

夜間尿量、がまん尿量を測定することで、多尿型か膀胱型かを見分ける事ができます。

多尿型 夜間尿量が正常の目安よりも多い場合

膀胱型 がまん尿量が正常の目安よりも
    小さい場合

夜間尿量の測定方法

①寝る前にトイレに行き、膀胱を空にします

②紙オムツの重さを測定してから、オムツをして寝ます

③朝起きたとき、濡れた紙オムツの重さを測定します

④朝一番にトイレに行って、尿量を計量カップで測定します

夜間尿量の算出

【朝の濡れたオムツの重さ(g)
 - 元の紙オムツの重さ(g)】
+起床時の尿量(cc) 
= 夜間尿量

正常の夜間尿量の目安

小学校1~3年生   200cc以下
小学校4年生以降  250cc以下


がまん尿量の測定方法

学校から帰った後、家でおしっこをがまんさせ、もうだめだ、という時の尿量を測定します。

正常のがまん尿量の目安

小学校1年生    150cc以上
   2年生    200cc以上
   3年生以降  250cc以上


医療機関を受診すると、これらの測定を毎日行うことと、初診ないし早い段階で尿検査をします。


尿検査をする目的

尿は全身の状態を知るバロメーターで、重要な情報を与えてくれます。尿たんぱく、尿糖、尿沈査、尿浸透圧などを検査します。これは、尿路感染症や、糖尿病など、多尿をもたらす基礎的な疾患が夜尿の原因になっている場合があるからです。


血液検査やその他の検査をするとこもあるようですが、息子は尿検査のみでした。

毎日、計測日記をつけることになりました。面倒な気持ちも多少はありましたが、これで何かが分かるのならば、生活習慣の見直しや日々気を付けることも見えてくるだろうと思いました。

何より、息子がとっても意欲的に取り組んでくれた事が、よい結果にたどり着けたのだと思っています。

計測日記をつけて、分かったこと。

息子の記録

夜間尿量 

スタート当初  最低  160cc
        最高  498cc

最初の3週間の記録です。一晩でなんと498cc。もうびゃびゃの大洪水です。160ccの日と、180ccの日の二日間のみが、おねしょ無しでした。

がまん尿量

スタート当初  最低  100cc
        最高  230cc

最初の3週間の記録です。初日のがまん尿量は、たったの100ccでした。小1のがまん尿量の基準でも、150cc以上ですから、小2の息子のがまん尿量が100ccと言うのは、かなり膀胱が小さいことがわかりました。

100cc分の膀胱の大きさしか無かったのに、200ccのおしっこを、がまんできるはずもありませんでした。

息子の、おねしょタイプは混合型。重症タイプと書いてあったことにとてもショックでしたが、結果的には、とても早くおねしょから卒業することができましました。

おねしょのある子どもと接する際の留意点は?

生活の三原則

①起こさず
②焦らず
③怒らず

おねしょをしなかった朝は、たくさん誉めましよう。

ウンウン。わかる。でも、けっこう難しいよ。そんなことよりも、何に気を付けて生活していけばいいの?どこがまずかったのか、それが知りたい。そう思いましたよ!

日常生活でできる対策は?

家庭でできる対策

①無理やり夜中に起こさない

②水分の取り方
 朝昼に多く、夕方から制限、夕食は早めに

③規則正しい生活リズムの確立

④寒さ(冷え)への対策

⑤おしっこのがまん訓練

この5つの対策のうち、息子がクリアーできていなかったのは、

②水分の取り方
⑤おしっこのがまん訓練

もうね、しくじりまくってました。次回はどこをどうしくじっていたのか?そして、どうやって生活習慣の改善に取り組んだのかというお話し。

長くなってしまったので、おねしょのお話し③に続きます。

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