悪口を言われてしまった君へ

いらっしゃい
来てくれてありがとう

悪口を言われてしまって
苦しかったり
泣きたくなったり
頭の中に悪口が何度も繰り返されたり

辛かったね
傷ついた心が痛いよね

なんなんだよ　どうすりゃいいんだよ
あームカつく
って怒れているのかな

それとも
なんでこんなこと言われないといけないの
私はダメなの
って不安になっているのかな

もしかしたら
もうダメだ
どうしようもない
私なんてなんの価値もない
と潰されそうに苦しんでいるかもしれない

そんな君がここへ来てくれたことを
とても嬉しく思っています
ありがとう

今　温かい飲み物は手に入りますか

近くに　温かいお布団はありますか

今日は　温かいお風呂に入れますか

やわらかい猫とふれ合えますか

植物を見つけられますか

空を見れますか

音楽が聞けますか

日向ぼっこはできますか

どれか一つでもできたらいいな

どれかをお供にして
自分の感情を素直に感じてみる
そして
よく味わってみたり
よく観察してみる

こんなとき　我慢は良くないよ
泣きたかったら　ちゃんと泣いた方がいい
怒りたかったら　ちゃんと怒った方がいい

たくさん泣いて
たくさん怒って

もしも涙が少なくなってきたら
もしも怒りが小さくなってきたら

ため息がでちゃうかもしれない

そしたら
ため息がでた君へ
また言葉を送るね

大丈夫
あなたはちゃんと悲しんで
辛かったって思っていいんだよ
我慢しなくていいんだよ

大変だったね

あなたの事を　お大事にしてね

『悪口を言われてしまった君へ』

この記事は2019年1月、間もなく思春期を迎える息子への手紙としてアメブロに残したものです。