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家族の半分は発達障害

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発達障害者とその家族からみた世界や日常生活。学校の事、仕事の事、投薬の事、二次障害の事などをまとめています。
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#かんしゃく

発達障害児の愚痴とかんしゃく

かつて毎日のようにかんしゃくを起こし、暴れまわり、パニックを起こし他人と共に居ることが難しく、学校にもいけなくなってしまった、発達障害児、次男。現在、小学4年生になりました。今では、驚くほど、愚痴らないし、かんしゃくも起こさなくなり、大好きな趣味と、楽しい仲間たちと共に快適な生活を送っております。 愚痴が止めどなく溢れ、かんしゃくやパニックを起こしていた頃と今とでは何か違うのか? それは、全体像が分かってきた事、対処方法を学んだ事、長く悩みや愚痴、パニックやかんしゃくの世

言うことを聞く子、自立する子

「子どもが言うことを聞かない」 ずっとずっと昔からある定型文です。まるで、はんを押したように大人たちは同じことを言います。 クリスマスが終わり、お正月が過ぎたあたりから「言うことを聞かない」は連発されます。 言うことを聞かせたいのではなく、言うことに従わせたいわけなので、それを言うなら 「子どもが私に従わない」 だろうと思いますが、そのように言う人はあまりいません。逃げ道の確保か、いい人戦略か、はたまた本人も気が付いていないのか、それは分かりませんが、「子どもが言う

発達障害児への対応【有料記事】愚痴&かんしゃく編

定型発達の兄(小6)と、発達障害(ASD/ADHD)の弟(小4)2人兄弟のお母さんをやっておりますボンボンです。 最近はめっきり、かんしゃくを起こさない次男。 4歳〜8歳までは、かんしゃく、暴言、泣き叫び、大暴れ、破壊行動、ケンカ、不登園、不登校、家出…www 毎日毎日毎日毎日毎日繰り返される愚痴… いろいろあったなぁ。 そんな嵐のような日々の頃の事。これまでもたくさんたくさんこのnoteに書いてきましたが、私がどうやって次男と向き合ってきたのか。なんでそうしているの

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子どもたちが自立していくために

我が家の子ども達は、現在小学校高学年の男子。 「おなら」と「屁」の違いについてなんかに興味があるし、ポケモンがどうして子どもと大人の両方にガチで人気なのかとかも語ってくれる。 何時間でも絵を描いているし、最新のおすすめマンガが何なのかを知っていたりする。 毎日のようにマスクを忘れては、取りに帰って来るし、部屋には靴下の抜け殻が落ちていたりする。手に持って出かけた荷物は気がつけばどこかで落っことしているし、傘は3回使うと壊れている。 こんなに寒い日に、タンクトップで学校

発達障害は当事者も親も気づかない?!②[再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続きものですので、しばらくお付き合い下さいませ。 (ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。 前回のお話は↑こちら 発達障害についての検査をクリニックに予約してから、受診するまでに何日か待ちましたし、検査を受けてから診断にいたるまでも結構な日数がかかりました。 そんな折に起こった、登校時のパニック。集団登校は断念し、誤学習の学び直しをしながら、わずかな一歩でもと共に歩んでいた頃のお話しはこちら↓

発達障害は、当事者も親も気がつかない?! ①【再掲載】

過去記事を編集して、再掲載しています。続きものですので、しばらくお付き合い下さいませ。 (ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。 発達障害は、まわりの人から理解されない、見えない障害だと言われます。 そりゃそうだ。だって、親も気がつかない。妻も気がつかない。本人も気がつかないのだから、まわりの人が気がつく訳がないと思っている。もちろん、発達障害には種類も程度も様々だから、割りと早い段階で、気がついてもらえる人もいることも確かだと思う。け

お願い上手

発達障害児(ASD/ADHD)次男は、お願いが下手だ。 素のスタンスでいると、自分の負の感情や困った出来事に飲み込まれてしまっているので、お願いどころの騒ぎではないのだと思う。 パニックになったり、大騒ぎをしたりする事は彼のような子どもにとって、藁をもすがるような一大事と言うこと。けれど、それを単なるクセにしてしまうか否かは、周りの対応にかかっている。 子どもだけではなく大人でも同じことが言えると思う。子どものようなパニックやかんしゃくではないにしろ、似たような事をする

誤学習のからくり[再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続き物ですので、しばらくお付き合い下さいませ。 (ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。 前回の記事はこちら↓ 行動の強化行動がどのように強化されて行くのかを知るには、行動が起こった後に注目していかなくてはなりません。 行動と感情を別のもと扱って行くと、とても良く理解できますが、意識していないと、なかなかその発想にいたることは難しいかもしれません。 行動が強化されるためには、その行動を起こした後

誤学習のからくり

自己肯定感を育てる工夫② のつづきです。 行動が強化されていくには、行動が起こった後に注目していかなくてはなりません。 行動と感情を別のもと扱って行くと、とても良く理解できますが、意識していないと、なかなかその発想にいたることは難しいかもしれません。 行動が強化されるためには、その行動を起こした後に何らかの『刺激』があって強化されていきます。 その行動を続ける意味があれば、繰り返し行うようになると言うことです。 その行動を続ける理由は様々ですが、一番初めにその行動が