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「さいと未来のまちづくり会議2024」がはじまります!(西都市まちづくり人材育成業務委託)_R6.4月活動レポート

西都市では、将来にわたって持続可能なまちづくりを推進するため、未来の西都の担い手となる、若者・子育て世代に選ばれるまちづくりを目指しています。

「西都市まちづくり人材育成及びまちづくり実践コーディネート業務」は、そのようなまちづくりに向け「意欲を持ってまちづくりに参画し、主体的に行動挑戦する人材(=”まちづくり人材”)」の育成を行い、まちづくりへの思いを事業化していくための知識や技術、能力等を、研修や実践を通して身に着けていくことを目的としています。


1.まちづくり人材育成事業の目的

(説明が長くなりますので、お時間がない方は、目次から「2.R6.4月の活動レポート」以降へ進んで頂くことをオススメします)

まちづくり人材育成事業は、研修という側面を持つ「まちづくり人材育成業務」と、実践的に学ぶ側面を持つ「まちづくり実践コーディネート業務」の2つを指します。
本事業は、西都市が掲げる”第2期さいと未来創生総合戦略”の基本理念

住んでみたい、 そして住み続けたいと思えるまち“西都”

第2期さいと未来創生総合戦略 基本理念

に基づき、「西都市への新しいひとの流れをつくる」という基本目標の施策の一つとして実施されているものです。

全国的な問題となっている人口減少・少子高齢化は、西都市の課題でもあり、その打ち手として、西都市でも若者・子育て世代向けの移住定住や創業支援などを行っています。
転入者からは、まちの住みよさには定評がある一方で、”まちに活気がない”という声も多数寄せられており、移住や創業の促進において、まちの賑わいも大きく影響していることがわかりました。
また、今までのまちづくりは商店街の事業者が中心となって行ってきましたが、こちらも少子高齢化や後継者不足による担い手不足という課題を抱えています。

そこで、「市民目線でのまちづくり」を行うため、これからの西都を担う若者・子育て世代を中心とした”まちづくり人材”の育成が必要、という結論に至りましたが、セミナーやワークショップにおいてまちづくりのアイデアは多数挙がるものの、具体的に事業計画に落とし込むことができないという課題が生じました。

そこで、
■若い世代を中心にまちづくりへの思いをしっかりと事業化できるよう、地域の課題を正確に分析し、事業を企画立案するとともに必要な資源を調達して実行するという実務的な知識、技術、能力を育成・定着させる
■子育て世代をターゲットとしたコンテンツにテーマを絞って事業を展開することで、移住促進ターゲットである若い世代や子育て世代に選ばれるまちづくりを推進する
といったことを目的として、支援機関による伴走支援を行いながら研修や事業の実践を通して人材を育成し、恒常的なまちの賑わいの創出を図っていくために、本事業が立ち上がりました。

まちづくり人材育成業務内容

まちづくり人材育成研修「さいと未来のまちづくり会議」

昨年のまちづくり会議の様子

R4年度にスタートした「さいと未来のまちづくり会議」は、西都市のまちづくりに興味のある方やまちを活性化させたい高校生~45歳程度までの方が集まり、まちの未来について語り合い、まちづくりについて学ぶ会議です。

初年度は、課題を解決するための考え方を学ぶ=まちづくりのアイデアを着想するファーストステップとして、西都市のビジョンや課題に対する解像度を上げるため、西都市の「まちづくりの方向性」「産業振興」「子育て・教育」「移住定住支援」「観光」に対する課題研修と、まちづくりの実践に活かせる「ラテラルシンキング」や「デザイン思考」の研修を行いました。
また、各回のワークショップでは、西都市の課題に対するアプローチを考え、最終的には西都市に対してまちづくり会議参加者からの提言をまとめて提出しました。

2022年 まちづくり会議の様子

2年目のまちづくり会議は、昨年度に学んだ西都市の現状や課題、まちづくりに必要なロジカルシンキングやデザイン思考の知識を活かしたまちづくりを実践するに当たり、アイデアを形にできるセカンドステップとして、「アントレプレナーシップ」「パブリックデザイン」「商店街活性化」「ブランディング」「コミュニティデザイン」「クリエイティブ」という各分野で先進的に活躍されておられる講師陣をお招きし、見地を広げ、アクションに活かすことを目的として、全6回を通して持続的なまちづくり先進事例を学びました。

「さいと未来のまちづくり会議2023」の講師陣(第1~3回)
「さいと未来のまちづくり会議2023」の講師陣(第4~6回)
2023年 まちづくり会議の様子

3年目となる今年は、実際にアイデアを形にするサードステップとして、これまでの学びを活かしつつ、実際にまちづくりの企画をつくり、実行するまでの流れを、トータルで実践的に学びます!

実践コーディネート業務内容

①まちづくりサークル「SAITOBASE」の伴走支援
②西都謎解きジャーニーの制作・運営
※実践コーディート業務は、別の記事で詳細掲載します。

2.R6.4月の活動レポート

「さいと未来のまちづくり会議2024」年間スケジュールの策定

チームメンバーでMTGを計4回(4/3.11.17.25)実施し、市の担当者とすり合わせをしながら、今年度の会議内容構成や方針、スケジュールを策定しました。
今年度は、「西都市に、子育て世代の賑わいを創出する」をテーマに、全4回のワークショップ形式を取り入れながら事業を実際に企画立案し、まちづくりサークル「SAITOBASE」と一緒に実現までを一貫して行う、まちづくりをかたち(事業)にするためのプロセスを実践的に学ぶプログラムとなっています!

【今年度のスケジュール】
5月    参加者募集開始
6月    【事前演習】まちづくり会議 第1回(平日夜)
7月~10月 【企画立案】まちづくり会議 第2~4回(土日いずれかの日中)
10月~2月 【企画実践】SAITO BASEと企画実現

3.次月の予定

講師およびスケジュールの決定

講師との打合せを行い、研修内容の詳細やスケジュールを決定します。
講師およびスケジュールは、絶賛最終調整中です。
まもなく情報オープン!乞うご期待ください!

まちづくり会議参加者募集開始

講師、スケジュールが確定後、今年度の参加者募集を開始します。
【参加対象】
■ 西都市のまちづくりに興味のある高校生〜45歳未満の方
 ※18歳未満は保護者の同意が必要です。
 ※お住まいは西都市内外問わずご参加いただけます
■全4回のまちづくり会議に通しで参加する意欲のある方
 (全4回を通して、事業計画をつくりあげていくため)

事務局スタッフも、打合せ段階からとてもワクワクするプログラムになっています!
参加費は無料です。
ご興味のある方はぜひご参加ください!

4.最後に

西都に”まちづくりを自分事として捉え、まちの賑わいを創出する・できる”人材が増える
→まちが賑わい、「西都って、おもしろいまち!」と感じる人が増える
→まちの賑わいを通し「西都に行きたい、住みたい」とまちに魅力を感じる人が増える
→まちの賑わいが、若者・子育て世代の移住や創業を後押しし、西都がもっと魅力的でおもしろいまちになる

まちづくり人材育成および実践コーディネート事業を通してこのような好循環が生まれ、
西都市が、”ワクワクとおもしろいが溢れる、生き生きとした活気あるまち”という明るい未来が描けるよう、精一杯事業に取り組んでまいります。

一般社団法人まちづくり西都KOKOKARA
まちづくり人材育成事業
プロジェクトマネージャー 園田美穂

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