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引きこもりというネコを脱ぎ捨てたら、いろいろと制御が効かなくなった件。⑧
前回は準備編でしたが、今回は実践編。
サイズは小さくなりますが、基本は一緒です。画像にあわせて随時、説明を入れていきますが、手つきに関してはYouTubeなどの動画サイトを参考にされると良いと思います。
まずは材料のおさらいから。
直径10㎝×高さ13㎝の半密閉型のガラス容器。
流木・石。
造形君麦飯石。
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容器は、右隣にある流木や石を配置させると、苔を植えるスペースが大分狭まくみえますが、慣れていても完成までに2~3時間かかります。最初はこれより小さい瓶やキューブから初めてもいいと思います。
流木と石、特に、流木は拾ってきたものではなく乾燥・防腐処理されたものを使ってください。防腐処理せずに密閉型の容器にいれてしまうとカビが生えキケンです。最悪、苔にうつった場合は、一刻も早く、カビのついた苔を取り除き、規定量の防カビ剤で殺菌しましょう。
用土は、本来、苔テラリウム用の土を使って欲しいところですが、今回は「造形君」を使いました。
通常の土ではできない土壁や石と石の隙間を埋め、接着する役割が主なので、使用する前におかゆ状になるまで水と混ぜたり、容器を汚さずに土を盛るために少量ずつしか入れられないなど、手間がかかります。
ただ、赤玉土や泥炭を混ぜることから始めた場合、分量を正確に計らないと苔にダメージを与えますので、知識が乏しいうちはテラリウム用の土を購入するのが吉です。
麦飯石は、容器の底にたまった水を吸いとる効果のある石であれば、どの石でも大丈夫です。ただし、水槽にいれる石の中で浄化作用に特化するために特殊処理された石は、苔の繁殖をおさえる性質がありますので、パッケージの裏側を見るのを忘れないようにしてください。
準備が出来たら、実践です。一番下の麦飯石から。
麦飯石は、容器の真上から覗きこんで、容器の底がきっちり見えなくなるぐらいまで入れてください。量が少なすぎると除湿の効果が減ります。一方、量が多すぎると土を入れる量が少なくなり、苔を刺すのが大変になります。
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土台になる用土の成形は、納得するまでこだわって。
用土は、特殊な形状を除いて、最大でも器の1/3まで。それ以上入れると密閉した時、空気や湿度が不足する、高温時にサウナ化しやすいなど、苔を枯らす原因となります。
土台の成形は、手前が低く、奥が高く、中心は更に高いようにすると排水性が良くなります。2日以上、一番低い場所に水が溜まるようであれば、仮根腐れの危険性があります。ペーパータオルなどで水を吸い取りましょう。
最後に苔が刺しやすいように、細めのスプーンなどで土の表面を滑らかに整え、納得できる形になったら、土台の完成です。
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霧吹きで用土全体を湿らせてください。
できれば底全体に、最低でも水が容器の側面に染み出るまで注水を。ただし、霧吹き以外で注水すると土台が壊れてしまうので、慎重さは忘れずにお願いします。
苔は、テラリウムで必要な分だけトレーに取り出します。使わないものはジップロックなど密閉性のある容器にいれて、涼しい場所で保管しましょう。
乾燥さえ防ぐことができたら、土がない場所でも1ヶ月近く保ちます。
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ようやく、苔を刺します。
基本は大きなシダ植物・観葉植物・水草などポイントになる苔から刺しますが、他の苔を刺すのに邪魔であれば最後でも構いません。
苔の挿し方は、一回刺す分をピンセットではさみ、水入れで洗ってから、苔の面で貼り付ける方法と、一本ずつ小分けにして刺す方法があります。ポイントになる植物はもちろんですが、地面に刺す小さな苔も1本ずつ選別して、向きを揃えてから刺すと、とても美しく仕上がります。
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白砂でお化粧をして、容器をペーパータオルなどで綺麗にしたら完成です。
観葉植物や多肉植物用の化粧砂で色味が生まれました。
イメージは上り坂か、川辺か、どちらでも取れるように「白砂」を使っています。これが石であれば「石畳」に、古木やレンガであれば「小道」にと、小物の使い方によって印象が変化するのが面白いところです。
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お手元に、世界でひとつだけの手作り「苔テラリウム」はいかがですか?
手順としてはそれほど難しくないもののこだわりだしたら奥が深い「苔テラリウム」。
メルカリでしたら、ひとつひとつ材料を探しに出かけなくても、自宅に届けてもらえます。ただし、その中身は千差万別。まずは、好みの苔探しからスタートしてみるのはいかがでしょうか?
【2024年最新】苔の人気アイテム - メルカリ (mercari.com)
※苔を購入するとき、虫や泥が苦手な方は、お値段は多少かかりますが、すでに洗浄・殺菌済の苔を購入しましょう。パックに入ったものをそのまま刺すことができます。
※1日遅れましたが、メルカリを宣伝してみました。
ちなみに、20㎝四方のキューブの完成品はというと・・・・・・
上記の他に、バックパネルを貼り、石へ苔を着生させ、石を組み立て、土を盛り、線路を整地し、滝を接地し、シダ植物・壁と地面の苔を挿す・・・・・・といった行程を納得するまで繰り返した結果、3日程度要しました。
本来は、右の反面も苔の壁にする予定でしたが、シダ植物とぶつかりそうなので黒壁のままにしています。ですが、いつかは岩壁にしたいところ。
お気に入りは周遊している線路で、ここにHOのナローゲージ模型を走らせる予定です。自走式であれば走ります、多分。
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ただ、天板の石は固定していないので取り外しできても、バランスとしてはギリギリ。地震で倒れないことを祈りましょう・・・・・・。
次回につづく。
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