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スト缶のアルコールは工業用だから体に悪い?

俺は普段からストロング缶を飲む。

なぜなら費用対効果が良いからだ。

ハイボールをコンビニで買うと、
200円台後半する。

でもスト缶なら、
220円で購入できる。

しかもプリン体や糖質も
気にする必要がない。

何より味が数種類あるので、
食事とも合わせやすい。

世間では麻薬並みに
危ないから販売中止に
するべきだという論調もある。

ロング缶ならテキーラの
ショット3杯半ほどのアルコールが
含まれているというのだから、
飲み方を間違えればやばいだろう。

ただ、ペース配分を気をつけつつ、
普通に飲む分には割と優秀だと思う。

だから俺からすれば迷惑な論調だ。

そんなスト缶だが、
こんな話を聞いたことはないだろうか?

「ストロング缶には工業用のアルコールが
使われているから、
酔いやすいし体をダメにしやすい」

これを聞いたのは、
福岡に住んでいた時の話だ。

驚いた。

関東に住んでいた時は
全く聞いたことがなかったのに、
福岡では多くの人が
当たり前のように信じていた。

ちなみに私は人生の大半を
関東で過ごしている。

大阪に1年半ほど住んだ経験と、
福岡に1年半ほど住んだ経験がある。

話を戻そう。

その話を聞いて、

「なんだ、そのしょうもない噂は」

と思った。

それと似たような話がある。

「化学調味料は体に悪い」

という話だ。

例えばグルタミン酸ナトリウム

味の素である。

あれを未だに健康に悪いと
思っている人もいるそうだ。

調べればグルタミン酸ナトリウムが
どんなものかわかるし、
安全性に問題ないことがわかる。

でもそういう噂を信じてしまう人は、
自分で調べる事もせず
噂を鵜呑みにしてしまうのである。

そしてそういう人ほど、
勝手に宣伝してくれるのだ。

これをネガティブキャンペーンという。

ネガティブキャンペーンは
大企業も使っている戦略である。

その代表的な企業はAppleだろう。

それ以外でもネットでは度々見かける。

アフィリエイトは自分でサーバーを
レンタルしないとやばいとか、

物販以外の副業は
全て稼げないとか、

色々な形と表現方法で
行われているのだ。

実際私も使うことがある。

とあるダイエット商材の案件を扱った時に、

・ジムは契約してもどうせ行かなくなるから無駄
・食事制限は健康を害してしまう
・ファスティングは筋肉量が減り、逆に太る

などなど、色々な角度、表現、
具体的なデータを元に
他のダイエット方法のダメなところを訴えた。
(実際事実なのだが)

おかげで結構な売り上げになった。

それくらいネガティブキャンペーンは
効果が高く、即効性があるのだ。

おそらく味の素も、
何かしらの商品を売るために
標的にされたのだろう。

そしてスト缶である。

工業用のアルコールで作られている?

合理的に考えれば、
あり得ないだろう。

アルコールの化学式は
日本酒だろうとウィスキーだろうと
変わらないはずだ。

それがスト缶だろうと
変わるわけがないだろう。

確かに他の成分は違う。

ビールで言えばビール酵母が含まれていたり、
ワインであればポリフェノールが含まれていたり。

確かにスト缶には
そういう体に良い成分はなさそうだ。

そもそも最初に書いた、
スト缶に対しての論調もそうだ。

よく考えて欲しい。

ウィスキーや焼酎などのアルコールは
スト缶よりも度数が高いのだ。

例え割って飲んだとしても、
割ものによってはスト缶よりも
飲みやすくなる物もあれば、

自分で割っているため、
スト缶よりも度数が
高くなる事もあるだろう。

飲み方によっては
スト缶よりもよっぽど体に悪いはずだ。

色々考えれば、スト缶だけが
体に悪いなんておかしな話なわけだ。

じゃあなぜスト缶が
ここまで標的にされるのかというと、
スト缶を悪者にしておかないとならない
大人の事情があるからだろう。

確かに悪い点もある。

それは手軽に手に入るところだ。

コンビニで購入し、
道端でも飲めてしまう。

飲み方を知らない人が飲めば、
道端でトラブルを起こすのは
当然だろう。

上記までをふまえ、
色々な要素が複合的に絡み合い、
ネガティブキャンペーンの
標的にされてしまったのだろうと
私は考えている。

そして話を最初まで戻そう。

スト缶のアルコールは体に悪い。

その噂の出所を調べてみた。

すると、どうやらどこかの酒蔵?
(詳しくはわからないが
とにかくお酒を作るところ)
が発端だったようだ。

これはバーの経営者の方や、
お酒の流通に関わる方など
複数の筋から手に入れた情報だ。

地酒を売る為の
ネガティブキャンペーンが
そのまま事実のように語られてしまっていた。

それがどうやら真相だったようだ。

とはいえ、
こうしたネガティブキャンペーンは
信者を生み出しやすい。

この真相を聞いたところで、
スト缶のアルコールは体に悪いと
信じ続けて生きていくのだろう。

そういう意味で、マーケッターは
人の人生をも変えてしまうリスクが
あることを頭に入れておく必要があるのだろう。

と思った。


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