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死ね、事件から学ぶ〜愛と憎悪のミルフィーユ
前回からのあらすじ
2020年に世界を混乱させた未曾有のウイルスによって混沌とした日本社会のなか、1人のフリーターが時価総額1億のIT社長(通常:R氏)を相手に身の程知らずの恋をした。
あれから4年の月日が経ったが、これはオギャーと生まれたブランド牛のすべてが出荷されている十分な年月である。
深夜に、西麻布、六本木、恵比寿などさまざまな場所で逢瀬を重ねても交際に至らなかった我らに神が下した判断、それは自滅であった。
自ら身を滅ぼしたフリーターは、とある深夜、記憶なんて遠い遠いかなたにとんでしまった後、彼にこう送っていたのだ。
死ね、なんだよ
こうして彼女は自らの片思いに、手榴弾とともに飛び込み、ファイナルを迎えたのであった。
「まあ、死ねで正解👍」
友人に今回の『死ねLINE事件』を共有すると、下記の反応であった。
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失態と思ったことでも、なるほど・なるほど、第三者から見たら「死ね」で正解なのか。
つくづく、人間は他者から理解されたい人間なんだなということがわかった。(BGM:満ちていく/藤井風)
このひとことで、気が楽になりわたしはとうとう次の駒、いや次の恋へとあゆみを進めることになるのであった。
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