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慶応大卒のモンスター・ヒモ男

前回までのあらすじ

慶應大卒の元カレとの合コンで泥酔ムーブをかました拙者。拙者の泥酔ムーブとは、左右どちらかにいる人物に倒れたり、積極的ボディスキンシップをとり、完全に「今日ヤレる女」になりきったあと、ウサインボルト並みのスピードで道ゆくタクシーを捕まえて帰路に着くことである。

留意すべき点は、上記がすべてノーコントロール下で起きていることである。高性能な「帰巣本能」をDNAに埋め込んでくれた両親には、この場を借りて感謝の言葉を述べたい。ありがとう。

あの日も、一番印象薄い男くんに「new jeans!!!」と言いながらネクタイを巻いて完全に絡みまくってしまった。もちろん記憶はない---。

後日、個人LINEにて連絡が入る

合コンの翌日

8,500円後日PayPay合コン、の後味が悪いなか、一番印象薄い男くんからLINEにてデートのお誘い。ま・じ・で・記憶ないけどな!と思いながら、仕事終わりのご飯くらいならカジュアルだしOKと了承した。

一軒目。代々木のお好み焼き屋にて。会話は普通、ノリはいい。元カノとは1年前に破局した。理由は「結婚を前提とした付き合いの元カノに、当時の経済力ではとてもじゃないけどプロポーズできなかった。そんなこんなで愛想を尽かされフラれた」から。今も金がない。クレカの引き落とし金額がヤバイ月がよくある。もしもこの世にボーナス制度がなかったら借金まみれ。韓国旅行でカジノ経験あり。競馬は毎週やる。そもそも大学生の頃の夢は「ヒモになること」

・・・この時点ですでに一発アウトである。

言わずもがな、割り勘にて終了。おせせなしでもちろん帰宅。

こんなヒモ男なのに、もう少し知っていけば意外ないいところが見えてくるかも!と真っ暗なトンネルの奥に見えるかすかな光を信じて、慶応ヒモ男とのLINEやりとりを続けてしまう拙者がいたのであった・・・。

to be contined


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