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MAD SOXⅡ ~世紀末ヒャッハー会計士伝説~  VOL.2 内部統制でヒャッハー

【この記事は事実を題材にしたフィクションです。特定の個人・団体とは関係ありません】

米国企業

2004年から実施されたSOX法対応のためバックオフィスは多忙を極めていた。

「『適切に』作れって、どこが適切なのかようわからへんで。」

「『reasonable』やから、reasonがableなところで良いんやないか?」

「つまり『てきとー』でええんやろか」

「いい加減は許さへんで!」

「おどれはファンド!」

「ちーっとでもアラあったら訴訟もんやで?」

「そやかて全プロセス文書化しとったら、通常業務がようでけへん」

「ひゃっは~!CPAの内部統制コンサル部門やで~。文書化のアドバイザリー業務いかがでっか?ひゃっは~!」

「このタイミングで売り込みよるのか。ハイエナやな。ホンマに任せてええんやろな?」

「ひゃっは~!パーフェクトで完璧、パーペキな文書化を提案でひゃっは~!」

「世紀末のニオイしかしないあんちゃんやな。しゃあない、任すわ」

「・・・・・で、なんでCPAは手を動かさんのや?」

「ひゃっは~!アドバイザー契約でひゃっは~!動かすんは、クライアントはんの手でひゃっは~!さあ動け動け、ひゃっは~!」

「なんの解決にもなっとらんわ。せや、監査法人の旦那はん、助けておくんなはれ!」

「ぅあたたたたたたたたたたっ、うわた~っ! You already died!」

「なんで会計士がクライアントにアタタすんねん・・・・」

「正義と真実とアメリカンウェイのためにSOX! ダメな会社には死んでいただきます・・・・背中(せな)で泣いてる唐獅子牡丹・・・」

「ひ、ひでぶっ!」

                          【続く】

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