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教えて下さい39: チャンスはいつか来る?自ら創り出す?(v5_もぐらさんの悩み)

8月9日。水曜日。映画好きの友人からLINEが。ウィリアム・フリードキンが亡くなったよ、って。「そうかぁ、亡くなったかぁ」。「えええ、誰がですかぁ!?」と驚くもぐらさん。ちょうど自販機前で雑談していたとこ。「あ、アメリカの映画監督さん」。「スピルバーグですか?」「だめだよ、殺しちゃったら。ウィリアム・フリードキンさん。知らないよね」「はい、まったく全然微塵も知らないです」「だよね・・・」「ワンチャンってバンドも知らないよね?」「え、犬ですか? ワンチャン有り!のワンチャンですか?」「あ、いや、フリードキンさんの映画の音楽をワンチャンが作曲してて、サントラが良くて。。。」「はぁー。では、仕事、戻りますね。また」。。。歳の差か、趣味の違いか。。。

で、フリードキンさんは一昨日の7日、87歳で亡くなった、とのこと。ウクライナ移民の子、高卒で地元シカゴのテレビ局内の郵便配達に就職。それが36歳では監督としてアカデミー作品賞・監督賞・主演男優賞など5部門に輝いた「フレンチコネクション」を撮る。小さい頃にTVか何かでこの映画を見て、主人公みたいな大人になりたい、とジーン・ハックマンが大好きになった。見たタイミングと自分への影響から人生ベストのひとつ。さてフリードキンは天才なのか、努力家なのか。自分を信じ、周りを説得しながら、色々挑戦しながら、30歳でハリウッドに移り、アカデミー賞を勝ち取った、のだが、チャンスを上手くつかまえたのか?自らチャンスを創り出したのか。

今日の悩みは  ”チャンスはそこらにある。上手くつかみ取れ、なのか、チャンスなんて自分で創り出さないとそこらに流れているものではない、のか”。

案1:
スティーブ・ジョブズのスタンフォードの卒業生に贈るスピーチを思い出す。2005年の話。もう20年近く前。「Stay hungry, stay foolish」で有名。彼は言う(意訳):将来なんてわからない、今、目の前のことが将来に役立つチャンスだ、なんてわからない、わかるわけがない。後から振り返って、点と点がつながって、あの時のこれが役立ったんだ、チャンスだったんだ、って、つなぎ合わせられるだけ。だから、やれることはひとつ、つまり、今、自分がやっていることが将来の人生で、いつかどこかで、必ずつながって実を結ぶんだ!役立つんだ!と信じること。

確かに、そう思う。今、目の前がチャンスだなんてわからない。が、チャンスである、とも言える。つまり、そこらにある。今、目の前のことに一生懸命であればイイのだ。ただし、一生懸命でないとダメ。一生懸命だから気づくとチャンスになる。チャンスは「ある」のではなくて、結果としてそう「なる」のだ。

あるいは

案2:
フリードキンはハリウッドを目指した。地元シカゴから。チャンスを自ら創り出したのだ。チャンスはやはり希有な機会なはずだ。目の前のことを一生懸命やっていたからといって何も起きないことも多いはずだ。ジョブズのはひとつの表現として納得はできるが、今やっていることが必ず将来に点と点がつながるとは限らない。平凡に過ぎて行く(平凡で何も悪くない!)ケースも多々あるはずだ。チャンスはやはり自分から動き、創り出さないとダメだ。失敗しながら、失敗を繰り返しながら、あれでもかこれでもかと「変化」させる。「普段、日頃、普通、通常、日常、一般、いつも、繰り返し、目の前への一生懸命」から脱却し、違うこと、大きく違うことをすべき、だ。そこにチャンスが生まれる。それがチャンスを創ること。ChangeがChance。

ま、案1でも案2でも、どっちでも良いかな。ひとそれぞれ。第3の選択肢もありえる。人生に「正しい答え」無し。皆様はどう思われるかしら。

大切なのは:
1.
どっちか悩む/どっちもあり/変化する、そんな自分を知ること
2.そして、自分と違う他人がいても、差別せず受け入れること
3.そして、大切な家族/恋人/仲間が悩み、辛く感じるその時に、案1、2のどっちがより心を落ち着かせ、安心させられる温かい言葉になるかを考えてプレゼントすること

そんな風に思ったりします。

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