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お経の様な意味不明に心を奪われよう。全てを忘れ無心で明日への準備が整う。(ベターアイデア? v3-19)

お正月。仏様の前でお線香あげて、いつも見守ってくれてありがとうと感謝を伝えて。

ぎゃあてい、ぎゃあてい、はぁらあぎゃあてい、はらそうぎゃあてい、ぼぉじいそわか。。。

お経を聞きながら、目を瞑りながら、ふと思った。無心になれる。無心なれると思っているなら、無心になっていない、と言えるけど、それ以上の思考が無い感じ。仏様に感謝の言葉をなんて思っていたけど、聞いていると何も言葉が浮かばない。想像できない。想像しようと思ったけど想像できない。

何かに心が取られたら、あ、今、自分の心が何かに取られている、と思うようにしようとしているのだけど、お経を聞いていると何も思えない。

お経は年に一回聞くか聞かないか。聞いたことはあるが意味不明。脳がなんだこれ?ってなる。意味不明が数分だろうか続く、だから思考力がなくなる。思考が停止する。

禅問答みたいな。

「その昔、中国に倶胝という有名な僧がいました。倶胝和尚は誰から何を聞かれても、ただ人差し指を一本立てて答えるのみ。それ以外のことは何もせず、何も言わないことで知られた人物でした。ある日、倶胝の寺を訪れた客が、修行中の小僧に尋ねます。「お宅の和尚は、どのような説法をしているのですか?」そこで小僧は、倶胝をまねて人差し指を立て、何も答えませんでした。すると、この話を知った倶胝は小僧を呼びつけ、驚きの行動に出ます。おもむろに刃物を取り出すや、小僧の人差し指を切り落としたのです。痛みと恐怖のあまり泣いて逃げ出す小僧を呼び止めた倶胝は、彼に指を一本立てて見せました。その瞬間、小僧はすべてを理解したのです。」

この話。意味不明です。理解のしようがありません。一体どういう意味?何を示唆?。メッセージはなに? なにもわかりません。

ということで、心を脳みそを奪われて他のことは思考できなくなる。意味不明だから解決にたどりつけず、脳が占領される。でも、ロジックも経験も思考の道筋も無いから、考えているようで無心。「ウミガメのスープ」や、「風が吹けば桶屋が儲かる」でもいいかもです。謎解きに没頭的なですね。

田坂広志氏の「知性を磨く」(光文社)にこうあります。
「「なぜ、この宇宙は生まれたのか?」
 「なぜ、生命は進化していくのか?」
 「心は何か?」
 「人類は、どこに向かっていくのか?」
 「私とは何か?」
といった問いは、いずれも「答えの無い問い。」 一人の人間が生涯を賭けて問うても、その答えを得ることができない問い。人類がこれから百年の歳月を賭けて問うても、容易に答えの得られぬ問い。」

仕事以外で、何かに没頭する・真剣になる・考えてみる、って大切ですね。仕事以外で、意味不明な言葉を聞いて、読んで、脳みそが機能しなくなる、って大切ですね。というのも、普段の仕事のストレスや嫌なことが忘れられて、空っぽになるからです。

無我、無心、でしょうか。心が無になって、ある意味、洗われて、明日からのスタートの準備ができますね。新鮮な状態でスタート。

今日のベターアイデア:
お正月。お経の意味不明が脳をめぐり、線香の香りを感じ、りんの凛とした響きにも心奪われて、落ち着く。年の初めに無心になって、新しい年のスタートの準備。いつもは、「やるべきことは明日ではなく今日から今からスタート」、であるべきだけど、年の最初の一月一日は、何も考えず無心で、心を洗う。晴天の空を眺めて、線香の香りはまだ漂っている。明日からの歩みにむけて、今日はお休み。ベターアイデアかなと。

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