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強さで力で「無敵」。ではなく愛され支持され「無敵」になる(ベターアイデア? v3-12)

「無敵」という言葉からは強さ・チカラが想像される。競争・戦い・闘いを前提とした強さ。競争相手を蹴散らし、あるいはチカラの差を歴然と見せつけ「無敵」。ただ、虎視眈々され、煮え湯を飲まされたり、次の戦い・闘いでは栄枯盛衰、盛者必衰になることも。こんな戦い前提ではなく、チカラではなく、強さではなく、やさしさで、利他主義で、調和で、多くから愛され、敵がいない、だから「無敵」。って考え、どうでしょう、ベターアイデアと思うのです。

競争・戦い・闘いには”時間差”が常に付き物です。軍拡競争・テロとの闘いなんて特にそう。企業競争も同じか。”今”は、一方が何らかの指標でより強くて無敵かもしれないけど、その差を縮めるべき相手も躍起に活動するので、今度は逆転。また、時間差が生じて、今度はまた逆転。うっかり失敗して大きく差が出て没落。また違う競争相手が出てきて、気づいたら負けている。まさに栄枯盛衰。盛者必衰。

人類の歴史、DNA、遺伝子がなせる技なのか、常に競争前提。経営も。でも、一方でどの時代もそれによる弊害も学んでいるから、三方良し~SDGsみたいな反対の知恵もある。現代はそんな兆しがより強く出てきているようにも。

自分たちだけの会社が儲かろうとするゼロサム的な戦いの考え方は止めて、江戸時代からの三方良しのような思想に戻り、ビジネスできると良いかなと思うです。類似の理念を掲げる企業もありますが、なかなか実行するのは難しいですね。サラリーマンでも、自分で会社を経営していても本当悩ましいです。資本主義で、株主もいて、従業員もいて、ちょっとはお金持ちになりたい、あるいはもっともっとお金持ちになりたい、なんてドライブがかかりますものね。本末転倒とわかりながらも。。。

でも、これが疲弊の始まり。競争競争で勝つ、無敵をめざす。これが疲弊の始まり。目先の利益を求め、相手を騙し蹴落とし。自分がそうなら相手もそう。時間差でペイバックされる。これが繰り返される。四方八方からの応酬・繰り返される。

だから、敵を作らないで、周囲から愛されるから無敵、って、なかなか難しいけど、この考え、やっぱり素敵で目指すべきに思う。戦おうとするのではなくて、目の前のひとにどう喜んでもらえるかを四方八方に対して努力する。八方美人ではない。自分ができる、精一杯の、利他主義でのサービス提供。だから、愛される。支持される。支えてもらえる。助けてもらえる。だから「無敵」。経営者として心に留めておく大切な思想と思います。

今日のベターアイデア:
「無敵の経営(北川八郎、サンマーク出版)」から勉強させて頂いた考えです。「無敵の経営」をめざす。ただ、競争、戦い、闘い、強さ、ではなく、愛され、支持され、支えてもらえ、助けてもらえる存在になろうと努力し、徹することで、「無敵」になる。競争には終わりがない。一時の勝ちは将来の負けの原因。時間差で襲われる。経営の場で、こんな「無敵」はもうサヨウナラ。愛されることで「無敵」に、こんにちわ。でどうでしょうか。

以上

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