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しようと思えばできる結婚をしないのはわがままなの?

まりあです。
ひさびさに自分に戻ったので今のうちに、自分の言葉で思っていることを書きます。

去年、1~2ヶ月の短い期間でしたが人生ではじめて婚活をしていました。
やってみて分かったのが、
結婚自体は、自分がしようと思えば、誰とでもできる。
結婚するという決断ができれば結婚できるし、しないという決断をすれば結婚はできない。すべては自分次第なんだなということです。

もちろん倫理観に問題があるなど、絶対この人とは無理という人はいますが、たいていの人は問題はありません。普通の人なんです。
仮にその人が私と結婚を考えてもいいと思っていて、私もその人と結婚を考えていればそのまま結婚することができます。

婚活を始める前は、「自分を選んでくれる人はいない、私は結婚ができないんじゃないか」という考えがありましたが、実際にやってみて、自分は〇〇だから結婚ができないということはありません。世の中、男女とも結婚に焦っている人やすぐにでも結婚したい人はたくさんいるのです。
だから、どんな人に対しても同じことが言えます。「しようと思えば誰でも結婚はできる」。そういうもなのです。

結婚する・しないは自分で決めていいということ

結婚を考える人の多くは、その人自身が心から結婚を望んでいるというより、経済的な不安から結婚を考える人が多いように思います。特に女性の場合は、将来的に結婚しないとやっていけないから婚活するという考えが強いです。

私は、もし自分の中に経済的な不安がなければ、結婚をしないという選択が選べる、けれど私自身たくさん稼いでいるわけではないので自動的に、「自分は結婚をしないという選択はできない人間」なのだと思い込んでいました。

婚活を始めて早々、本当にいいなと思える相手に出会いました。しかしその人とは結婚することが叶わなかったので、その時はこの後どうしようと思い詰めてしまいました。
その人に会う前までは、ダメだったら次の人、また次の人……と順調に進めていたのですが、どうしたことかその人の次の人がまったく想像できなくなってしまったのです。自分の中に「自分が本当に好きな相手と結婚したい」という気持ちが湧いてしまったからだと思います。

自分の中でこういう人が好きというのが分かってしまったのも大きいのかもしれません。
その人と別れた後は、ピンと来ない相手だったとしても、好意のない相手にどうやったら好意を持つことができるか、好きになれるのかいろいろ試行錯誤していました。

それをして感じたことは「自分が心から望んでいないことをするのは苦しい」ということです。今思えば相当無理をしていたと思います。
友人には「その愛情は彼ではなく別の人にあげてください」と言われました。
一般的に考えたら、いつまでもその相手を思っていても仕方ありません。
他の人に愛情をあげられない自分に、日に日に否定的になっていました。

自分がどうしたいのかを一番大事にする

どうしたら、相手への思いを断ち切り、他の人に興味が移すことができるんだろうか。
いろんな人に相談しました。その中で一番しっくり来たアドバイスが「あなたはどうしたいの?」でした。

その会話の中で感情的になった私は、思わず「私は彼と仲直りしたい、会った頃みたいに楽しく話がしたい」と言ってしまいました。
やっと自分の本音のようなものが出てきました。

同時に、私は自分の選択を自分で決めていなかったし、人からどう思われるかで自分の行動を決めていたのだと思いました。

どうして、いままではこんなに自分に自信がなかったんだろうなって思いました。結婚する機会があるのにしないのは自分のわがままのようにも思えるし、その選択ができる自信が自分の中にはありませんでした。
でも、そうじゃなくて自分がそう思うなら、「結婚しなくてもいい」のです。

私は、ずっとパートナーが欲しいと思っていたし、この先もずっと相手がいないなんて考えられないと思っていました。でも今は、「パートナーがいらなくなってしまった」という状況だと思います。自分に合う人がいなくて、結婚できなかったらどうしようという心配がもうありません。

「彼でも、彼でなくてもいい」。私の人生は私が決めるし、今のわたしは幸せであることには変わりはない。でもやっぱり彼のことがいちばん好きだという自分が好きだし、そのままでいいんじゃないかなと思っています。

28歳の時「ゴメン、本当の性別女じゃなくて男だった」を食らった性別不合の当事者です。日常的に男女の性別使い分けを強いられそのまま根付いてしまった奇妙な人生。サポートや紹介していただけるメディアさんも募集しています。