2020/04/15

 昨日Netflixで今話題のContagionを見た後、本や動画を見ていたらいつの間にか空が白み始め朝のゴミ出しの時間になっていた。この日記でコロナの話をするのもありきたりなのであまりしたくないのだがContagionは今の世界の状況下で見るとめちゃくちゃ面白い。マークウォールバーグが出ている映画は大体面白い説を提唱したい。
 自粛要請により俺が今まで楽しみを享受していた店や形態がことごとく休業してしまい現在俺は今までの人生の中で最大の退屈を味わっている、いや味わされている。このような非常事態になると芸術や音楽といったエンターテインメントは不要の物とされ真っ先に切り捨てられてしまった。俺は早く博物館や美術館に行って昔の人々の生活の営みの残り香に触れてみたいし今なお色褪せない芸術作品を見てみたい。まだ経験した事はないがLSDを摂取した後にそのような場に行くと面白いと耳にした事はある。なんだかサイケデリック交換日記の題にふさわしい話題になってきた。好きなDJが来日した時はクラブに行ってどこからかする大麻の香りの出所を不思議に思いながらDJの曲で踊りたいと切に願っている。(もちろん毎回大麻の香りがするわけではない、大半が普通のクラブイベントだ)
 日本の大半の人達はおそらくLSDや大麻、MDMAをヘロインや覚醒剤と同じくらい危険な物として見做しているだろう、俺も最初はそうだったしそれが良いとか悪いとかではない。ただ俺は中学生くらいの頃、好きな音楽がPunkやrock,rapといった洋楽かぶれになってしまったのでアルバムのライナーノーツを読んでは聞いた事のないドラッグのスラングや器具の名前を調べていたりするクソガキだった。多分それが今の俺に至った主な要因の一つであると思う。好きなアーティストが訳の分からない光景を歌詞にしていたらそれは何なんだろうと興味を持つのは自然な流れだろう。だから俺は子供ができたら絶対punkやrapは聴かせない、モーツァルトやバッハを胎教として聞かせ同じ道を歩ませない。話が逸れてしまったが何が言いたいかというと音楽や芸術と大麻、ドラッグは切っても切れない関係にあるのだ。だが日本ではドラッグや大麻が手に入りづらい環境にあるのでその関係がいまいち浸透していない気がする。最近は舐達麻のお陰で大麻は若者から認知を大分得ているがLSDという小さなテーマパークの結晶はまだまだ危険物扱いだ。その偏見を取り除いて節度をもって正しい楽しみ方をすれば今まで聴いてきた音楽や好きな映画、果ては自然の景色がまた違った味わいを僕らに与えてくれるだろう。俺は早くみんながサマーソニックやフジロックで紙を舌に載せて楽しんでいる様子を見たい。すぐ通報するので。

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