2度目と初見の「君の膵臓をたべたい」で大感動した話

割と学生時代から読書は趣味の一つで、ペースはまちまちですが、学生時代から人並みに読書に勤しんでいます。基本的にはミステリーが好きです。昔は東野圭吾が一番好きでした。最近お気に入りは乾くるみ、いぬじゅん、斜線堂有紀辺りをよく読んでいます。サクッと読めて衝撃的!みたいなのが最近は好きです。
今回お話したいのは「君の膵臓をたべたい」が素晴らしい作品だった、ということです。
電子書籍で数年前に一度読んだのですが、文庫本でもう一度読む機会があったので読み進めていくと、とにかく面白い。うろ覚えながら、こんなシーンあったな、と思うところもあれば、こんなシーンあったっけ?みたいなのもしばしば。孤独に生きる主人公と周囲の仲間に好かれる中心人物のヒロイン。この二人が出会うことでどんどん変わっていく主人公と、お互いが秘めていた想いが素敵すぎて感動。主人公が共病文庫を読むシーンは泣きそうになりました。悲しすぎる最期と切なすぎる遺された共病文庫と前向きなラスト。一度目にこの感動を味わったのか、記憶にはないが、改めて素晴らしい作品だったと感じました。
…とそのままの流れでアマプラにて実写映画も鑑賞。
始まって数分...
原作とは全く違う切り口で描かれるストーリーにまず1つびっくりさせられました。笑
原作では実体験として描かれていたストーリーでしたが、映画では未来の主人公が過去を振り返る、という形で描写されており、意外な始まりに軽く衝撃。そしてもう一つは、原作では主人公の名前が後半まで出てこず、作中では【地味なクラスメイトくん】のように相手が自分に抱いているイメージで呼ばれるという手法を使っており、後半にその名前が明かされるという伏線回収的な発覚の仕方だったので、そこももう一つ衝撃的でした。
違うのは表現方法のアプローチの仕方だけではなく、大筋の話は同じですが、終盤のストーリーの描き方が原作小説とはだいぶ違っていて、改めて感動するラストでした。
たいてい原作小説を気に入って映画を見ると、描写の簡略化とか、どうしても尺の問題で削られるシーンが多くなってしまい、ガッカリしがちなイメージでした。この作品においても、個人的には主人公の心理描写がこの物語の中でも非常に重要な要素だと感じていたので、鑑賞中「やっぱり原作小説のほうが…」と思ってしまいましたが、終盤からラストにかけての展開に「これは小説でも映画でも見て正解だったな」と思いました。
【結論】こりゃあ、流行るわ!笑

思いつきで書ききった文章なので、読みづらい部分も多いかと思いますが、悪しからず😅

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