青い空とちっぽけな俺

ただこの透き通った青い空に
手を伸ばしたい
ただこの突き抜けた青い空を
見上げたい
高い建物に囲まれて
なんだか息苦しくなってる
見上げた空を
電線が邪魔してくる
建物なんかぶっ壊したい
電線なんて切り刻みたい
できることなら
そんなことせず
翼を広げて空を飛びたい
眩しい光を全身に浴びて
何もない大きな空に飛び出したい
綺麗な青空に溶け込みたい

ちっぽけなことを考えて
道を歩くおれは
本当にちっぽけで
たくさんの人たちが行き交う中
ただ座ってこんな詩を書いている
ただそれが幸せで
そんなことで満たされる
こんな時間があって
こんな景色を見れる目があって
こんな光を感じる体があって
自由に歩ける足がある
翼がないことに苦しんで
見えない空に嘆くより
今見えてるこの瞬間に
今あるこの瞬間に
ただ気づいているおれでいたい
ただ感謝できるおれでいたい
ただ幸せにいるおれでいたい